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リリース

2015年05月29日

全国農業協同組合連合会(JA全農)

平成27肥料年度秋肥の主要品目価格について

 平成27肥料年度秋肥について以下の内容で決定しました。

1.決定内容

(1)主要品目の価格変動率
 主要な窒素質肥料は値下げ、りん酸質肥料と加里質肥料は値上げとしました。複合肥料は、多くの銘柄で、りん酸・加里の値上がりが窒素の値下がりを上回るため、原料代合計として値上がりとなりますが、製造諸経費を引き下げ、値上げ幅を抑制して決着しました。
 なお、複合肥料は製品の成分構成によって値上げ・値下げが混在します。硫酸加里入りの銘柄や、相場が上昇している動物質有機原料入りの銘柄は、値上げ幅が大きくなります。

分類品目成分
(%)
27秋肥
変動率(%)
(26春肥対比)
窒素質 尿素(輸入) 46 ▲1.5
硫安(大粒) 21 ▲3.5
石灰窒素 21 0.9
りん酸質 過石 17 3.2
重焼りん 35 1.1
加里質 塩化加里 60 10.7
硫酸加里 50 13.8
珪酸加里 20 ▲1.2
複合肥料 高度化成(一般) 15-15-15 1.8
高度化成(被覆尿素入) 14-14-14 0.9
普通化成 8-8-5 0.5
NK化成 17-0-17 0.8
有機化成 8-8-8-3 0.5
PKセーブエコ488 14-8-8 ▲0.6
<参考>前期変動率
26春肥
変動率(%)
(26秋肥対比)
▲3.0
▲2.5
0.0
1.8
1.5
1.4
6.9
▲0.6
0.8
0.5
0.1
▲0.8
1.1
0.2

 注.価格変動率は本会の県JA・経済連向け供給価格ベースであり、JA・農家向け供給価格の変動率とは一致しません。

(2)適用開始:平成27年6月から(作物・地域により異なる場合があります。)

2.今次価格交渉の特徴

(1)原油関係
 原油市況は、前期交渉時には100ドル前後の高値で推移していましたが、一旦50ドルを割り込んだ後、現在は60ドル前後で推移しています。
 海上運賃の国際市況は、燃料油(バンカーオイル)の値下がりに加えて、船腹需給が緩和しており、値下げで折り込みました。
 製造諸経費は、重油、ナフサの価格が下落しており、肥料メーカー各社に対してこの値下がり要因を最大限価格に反映することを求め、値下げで決着しました。

(2)海外原料
 尿素の国際市況は下落しており、大幅な値下げで見通しました。りん安の国際市況は値下げで見通し、海上運賃の値下がりも折り込みました。加里の国際市況は上昇していますが、海上運賃の値下がりを見込み、据え置きで見通しました。

(3)外国為替
 昨年11月以降、急激な円安が進行し、現在120円前後での推移となっています。海外原料価格は、国際市況と海上運賃の見通しに実勢為替レートを乗じて決定しました。

3.本会の対応

(1)原料面での取り組み
 円安により海外原料が値上げとなった状況等をふまえ、原料面での取り組みを以下のとおり進めます。
 ア.為替の影響を受けない国内地域資源(鶏糞燃焼灰、堆肥等)の肥料原料としての活用促進
 イ.本会が出資する中国・瓮福紫金のりん安について、高関税期が撤廃され通年輸入が可能になったことや福建省厦門に専用倉庫が完成したことに伴う、年間を通しての計画的な輸入
 ウ.インドから輸入しているひまし油粕の購入先多元化と取扱拡大

(2)トータル生産コスト低減の取り組み
 JAと本会(連合会)が協議・連携し、トータル生産コスト低減に向けた施肥コスト抑制の取り組みを徹底します。
 ア.土壌診断にもとづく適正施肥
 イ.安価で為替の影響を受けない国内地域資源を活用した低成分肥料「PKセーブエコ」や「混合堆肥複合肥料」、今回値上げ幅を抑制した「被覆尿素入り省力施肥肥料」など「施肥コスト抑制銘柄」の一層の普及推進
 ウ.「鉄コーティング水稲直播」の技術普及および展示圃、実証圃を通じた関連資材(専用の全量基肥肥料など)や関連技術(流し込み施肥法など)の開発・普及による省力化および施肥量削減

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