栽培実証圃の取り組みについて
水稲に特化した富山県農業において、県産野菜の自給率向上と均衡ある地域農業の発展のため、園芸振興は喫緊の課題となっています。
JA全農とやまでは平成23年から栽培実証圃を設置し、富山県の気象条件に順応した水田転換畑での機械化体系による最適な栽培技術を構築するため、馬鈴薯と人参の栽培実証をおこなっています。また、実証した結果をもとに、JA営農指導員や担い手への技術指導もおこなっています。主な検証項目は、次のとおりです。
馬鈴薯
- 品種比較
- 肥料・農薬試験
- 植付深度、株間変更による収穫量、品質調査
- JA営農指導員、担い手へのオペレーター技術研修
- 栽培研修会の開催(畝立、定植、培土、収穫など)
畝幅・畝高調査
定植精度の検証
土中温度計測
植付深度調査
植張り状況の調査
草丈調査
研修会の実施
人参
- 品種比較
- 肥料・農薬試験
- 株間変更による肥大および裂根発生率の調査
- 潅水方法の検討
- JA営農指導員、担い手へのオペレーター技術研修
- 栽培研修会の開催(畝立、播種、潅水、収穫など)
畝立同時播種
潅水方法の検証
栽培研修会
育成調査