えひめの食

清見タンゴール 生産者の紹介

清見タンゴール(西宇和郡伊方町)

生産地

西宇和郡伊方町

協力生産者

JAにしうわ  寺崎 文人さん

伊方町の海と風車が見える場所に、寺崎さんの園地があります。寺崎さんは2.5haの園地で清見を1ha、その他にもデコポン、サンフルーツ、天草等を栽培しています。三崎地区は台風並みの強風が吹くことが多いので、園地は防風垣で囲われています。毎年手入れも必要で、秋に剪定を行いますが、機械を使用しても1ヶ月半かかるなど、大変重労働です。またイノシシから清見を守るために電柵でも囲っています。

清見は越冬完熟させるため、風ずれによる傷や、鳥から果実を守る必要があります。そのため、11月に入るときれいに色が着いたものから順に、「サンテ」という靴下のような布をかぶせていきます。収穫は、まず果実が熟すのが早い樹の上半分の作業を行い、一週間後に下半分の作業をします。収穫した清見は、乾燥しないようにコンテナにビニールと新聞紙を敷き、手早くふたをします。乾燥すると、果皮に障害がでてしまうそうです。

今年の清見は、台風の被害が少なかったため、栽培を始めてから一番の出来だと寺崎さん。果汁が多く、味はまろやかで糖度も高い清見。果肉が柔らかいのでカットフルーツがお勧めの食べ方です。清見の美味しさからデコポン、せとかなど清見を母にもつ他の柑橘も生まれました。清見の持つ「母の味」をぜひお試しください。

2013年3月3日放送

清見 商品のご紹介