えひめの食

はだか麦 生産者の紹介

はだか麦(松前町)

生産地

松前町

協力生産者

JA愛媛米麦生産者組織協議会 副会長 大川 助俊さん(写真右)大川 泰範さん

「はだか麦」って知っていますか?大麦の仲間で、そのほとんどが加工品として食されています。県内では「はだかんぼう麦茶」や焼酎「百点まんてん」が製造されており、ほかに味噌やはったい粉・押し麦などに利用されています。なんと愛媛県ははだか麦の生産量が23年連続日本一(H21年産)なんです!食物繊維が豊富でご飯に混ぜて炊くと歯ごたえと甘味があり、ヘルシー思考の現代でその需要は高まっています。

大川さん親子は、松前町で「マンネンボシ」という品種を約12ha栽培しています。11月頃種をまき5月から6月にかけて収穫、それが終わると鋤いて水稲が始まるいわゆる二毛作です。麦は種を蒔けば終わりというわけではなく、麦が小さいうちに足で踏んで丈を伸ばさないようにする「麦ふみ」を行います。せっかく伸びた麦をなんで踏むの?と思いますが、麦ふみは霜柱を防いで根張りを良くしたり、麦の不必要な生長を抑え収穫を多くするといった大事な作業なんです。大川さんが子供の頃は学校から帰ると麦ふみは子供の仕事だったそうですが、今は全て機械でその作業を行います。

瀬戸内海沿岸は降水量が少なく、品質の良い麦を作るために気候が適しているそうですが、今年は降雨量が多く、湿害に弱い麦の栽培は大変苦労されたようです。「麦作りは雨との戦い!」と生産者の大川さん。今年は種を蒔く時期を少し遅くしたので作柄は良いそうです。
みなさんもぜひ、お店ではだか麦の製品をチェックしてみてください。

2010年6月11日放送

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