皿ヶ峰連峰の清流や重信川の伏流水など豊かで上質な水に恵まれた東温市で、藤井さんはお米を育てています。栽培総面積は１．８ｈａ、うち「にこまる」は６０ａです。「にこまる」とは平成１８年より長崎県で本格的に生産が始まった新品種です。粒が大きく、つや、粘り、甘みがあり、食べると笑顔がこぼれるようにおいしいお米です。
藤井さんは、平成２４年から「にこまる」の栽培を開始。「にこまる」の特長を出すには、土づくり、適正な施肥、決まった時期の田植えがポイントだそうです。株が大きく根が張りやすいため倒伏しにくく、高温障害に強いので、他の品種に比べて育てやすいと藤井さん。また、粒が大きいという特徴を活かし、藤井さんはご自宅でどぶろく作りに使っており、平成２５年度産の「にこまる」で作ったどぶろくは、「第９回全国どぶろくコンテスト」で見事日本一に輝きました。
お米が大好き！とおっしゃる藤井さんの「にこまる」の一番おすすめの食べ方は、塩むすび。お米に粘りがあるので、炊き込みご飯もおいしいそう。今後は、作付面積を増やしていくので、消費者に楽しんで食べてもらいたいと話してくれました。

2014年10月25日放送

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