えひめの食

なす(松山長なす) 生産者の紹介

なす(松山長なす)(伊予郡松前町)

生産地

伊予郡松前町

協力生産者

JA松山市 なす部会 弓達 利雄さん

松山城が見える場所が松山長なすの栽培適地と言われているように、弓達さんの圃場からは、松山城が望めます。7aに250株が栽培されている圃場は、ソルゴー(トウモロコシに似たイネ科の植物)によって四方を囲まれています。ソルゴーは、松山長なすの長い実と繊細な果皮を風から守る働きと、害虫を食べる天敵を呼ぶという働きがあります。
松山長なすの収穫時期は6月から11月と長いため、毎日の手入れが大切になります。水の管理の他に、全体に太陽を当てるための摘葉、実の成長を促すための摘芯、また、着果を促進させるための花の処理など、収穫以外にも様々な作業があります。「野菜づくりは健康のための筋力づくり」がモットーの弓達さんは、朝5時から一日中、畑で作業をしているそうです。
松山長なすは、時期によって味わいが変わります。最盛期の夏は、果皮、果肉ともに柔らかく、9月に入ると果皮が少し硬くなりますが、果肉に甘みが出て味わいが増します。また終盤は小ぶりになるので漬物に最適です。なすの皮にはナスニンというポリフェノールの一種を含むので、皮も一緒にいただきましょう。

2014年8月23日放送

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