伊方町の山間部、田縁さんは屋根掛けハウス２５ａで甘平を栽培しています。他にも約３０種類の柑橘を栽培しており、面積は８ｈａです。甘平は愛媛県オリジナル品種で、扁平な形で糖度が高いところから名づけられました。みかんのように簡単に手でむくことができ、じょうのう膜がとても薄く、シャキッ、プチプチとした食感が特長です。
田縁さんはＪＡにしうわに１５年勤務した後就農、今年で１８年目です。施設の方が天候の影響を受けにくく収入が安定することから、ハウスでの甘平の栽培を始めました。甘平は品種の特性として、隔年結果が強くでるので、摘果するなど調整が必要となる他、裂果しやすいので、ハウスに灌水パイプを設置し、果実に優しい水管理を行っています。
食味がいいので甘平が一番好き！と田縁さん。昨年の１０月の台風でハウスのビニールが破れてしまい、修繕になかなか手が回らないけれど、今年度は良い甘平ができたそうです。これからは、経営を安定させることにより収入を安定させて規模拡大を行い、さらに産地の安定を図りたいと話してくださいました。

2018年2月11日放送

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