伊方町の山間部、宇和海を望む山頂付近に三浦さんの甘平のハウスがあります。三浦さんはご両親と一緒に甘平を５０ａ、せとかを同じくハウスで１５ａ、他温州みかんを２ｈａなど柑橘全体で３ｈａ栽培しています。甘平は２００７年に品種登録された愛媛県オリジナル柑橘で、甘く果形が平らな所から「甘平」と名付けられました。シャキッ、プチプチとした独特の食感、手で簡単にむけ、種が無いので食べやすい柑橘です。
三浦さんの家は農家で、子供の頃から作業の手伝いをしていました。父親から、農業を継いでほしいと言われ就農を決意、高校卒業後に、静岡県にある国の研究所の研修生として柑橘栽培について実践的なこと学んだ後、親元で就農しました。現在は、父親の経験と自分が学んだ知識を活かし、協力し合って栽培をしているそうです。
甘平の栽培は水管理が一番大切で、灌水は１０日１度、南予用水をポンプで上げて使っていると三浦さん。また、ハウスで栽培することで、雨に当たることで起こる果皮障害や病気を防ぐことができるそうです。甘平は糖度が高く、食感に魅力がある柑橘なので、もっと全国の人に知ってもらって、たくさん食べて欲しいと話してくださいました。

2019年2月1日放送

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