えひめの食

甘平 生産者の紹介

甘平(八幡浜市高野地)

生産地

八幡浜市高野地

協力生産者

JAにしうわ 萩森 浩志さん

甘平は「西之香」と「ポンカン」の掛け合わせから生まれた愛媛オリジナルの品種。
プチプチとした大粒の果肉と濃厚な甘さ、平らな形状が特徴。栽培の難しさから希少な品種となっている。 八幡浜市高野地地区にある約20aのビニールハウスで丁寧に「甘平」を栽培している。

萩森さんは、「甘平」を作り始めたのは今から十数年前。「これは美味しい!」と感じ、自分も生産して多くの人に食べてもらいたいと思い栽培を決定。
平たい果実の形を実現するには、開花の時期に、こまめにビニールハウスの屋根を開け閉めする。ハウス内の高温化が原因となるヘタ部分の盛り上がりを防いでいる。 また、果皮が薄いため、急激な水分量の変化が原因で実が裂けてしまうことも多い。土壌の水分コントロールには細心の注意を払っている。

栽培の難しさはトップクラスの品種だが、収穫のときに「よし、収穫だ」と思いながら、たくさんの果実を実らせた木を眺める時間が1年の中で最高のときですとやりがいを感じている。

現在は品種の性質上、他の柑橘と比べると希少な「甘平」ですが、より多くの人に届けられるよう「甘平」を作り続けていきます!と将来展望についてもお話ししてくれました。

2021年1月20日掲載

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