えひめの食

清見タンゴール 生産者の紹介

清見タンゴール(西宇和郡伊方町)

生産地

西宇和郡伊方町

協力生産者

JAにしうわ 三崎柑橘共同選果部会 生産委員長 長生 茂之さん

果汁の多さと甘さで愛媛の柑橘の中でも高い人気を誇るのが「清見タンゴール」です。日本一細長い佐田岬半島の三崎地区で、清見タンゴールの栽培が始まったのが昭和56年頃。導入当初は収穫時期も分からず、年内に収穫していましたが糖度は今ひとつだったそうです。

そこで昭和60年頃、試験的に越冬完熟(木なり完熟=樹上完熟栽培)の手法が取り入れられるようにして、年末に果実に袋がけを行い、木になったまま冬を越させるという方法を試したところ、程よく酸味が抜けて、信じられないほどの甘さになったそうです。

これにより、三崎発の越冬完熟は全国にも広がっていき三崎地区の清見タンゴールは「日本一美しい」との評価を得て、今や全国の市場価格は三崎で決まるまでになっています。

「三崎地区の柑橘類は空から降り注ぐ光、海からの反射光、石垣からの反射光の3つの太陽の光を浴びて育つことで味わいが高まっています。また、石垣からの輻射熱が柑橘にとっていい条件を生み出しますので、とても美味しい清見タンゴールが出来ます。」と語る長生さんの笑顔が4つ目の太陽のように輝いていました。

2009年3月27日放送

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