ニッポンの牛乳事情

「牛乳」と聞いて思い浮かべるイメージは、“牛のお乳”“カルシウムが豊富”など人によって様々だと思いますが、今月はもう少し広い視点で、牛乳について考えてみませんか? 意外と知られていない日本や海外の牛乳事情、そして酪農家たちの取組み・・・一杯の牛乳から、社会の仕組みまでもが見えてきます。

牛乳NOW!日本の酪農は、たゆまぬ努力を続けています。

牛乳とは、まさに生き物がもたらす恵み。お母さん牛から搾った生乳を加熱殺菌しただけの、新鮮な飲み物です。それだけに牛の健康状態が品質に直結します。

酪農家は、牛一頭一頭に愛情をたっぷり注ぎ、おいしい牛乳を生産しようと日々努力しています。しかしそれだけにとどまらず、消費者の要望に応えるために、様々な取組みを行っています。

例えば、昨今しきりに話題になる食の安全性。酪農家は消費者に安心して飲んでもらうために、乳牛の飼育管理に細心の注意を払い、出荷前の品質検査の実施、衛生管理の状況を記帳し記録を保管するなど、さらに厳密な仕組みを作り改善努力を続けています。

また耕作放棄地の増加で農地の荒廃化が進む中、米や野菜などには不利な条件の土地でも、酪農家が採草地や放牧地として利用することにより、環境保全に貢献しています。日本の酪農家は、消費者とはもちろん、環境保全とも向き合って努力し続けているのです。

img食の安全 環境への配慮など 様々な課題に前向きに取組んでいます。

世界の中の日本の酪農

乳牛一頭あたりの乳量を見ると、日本の乳牛は世界でトップの水準に。諸外国に比べて土地の広さなどが劣る中、乳牛の品種改良、健康管理やえさに気を配るなどして、乳量を高める工夫を続けてきた結果だといわれています。

<グラフ>乳牛一頭あたりの乳量(2003年)

*(社)中央酪農会議 作成協力

< 牛のお乳は、何でできている? | 牛乳・乳製品は日本で最も需要の多い食品です >