ニッポンの牛乳事情

今回は、牛乳の自給率について考えます。日本の食料自給率が39%と先進国の中では際立って低い水準にある中、日本の酪農はどのような実態にあるのでしょうか。

牛乳NOW!牛乳は自給率100%(※1)の飲み物です

牛乳・乳製品の国内消費量(※2)

主食であるお米を凌ぎ、
日本で最も需要の多い食品に

乳製品、さらにはアイスクリームなど多くの食品の原料としても利用されている生乳。今や日本で最も需要の多い食品(図参照)となっています。また必要なカルシウムの約4割強(※3)を、私たちは牛乳・乳製品から摂取しています。

ところが、牛乳を取り巻く環境は大きく変わってきているのです。現在、原油高がトウモロコシ等から作るバイオエタノールの需要の増大を招き、その結果トウモロコシの価格が上昇、家畜の飼料価格の高騰にもつながっています。牛乳・乳製品については世界的に値上がりする傾向にありますが、国内の酪農家の経営環境は乳価の低迷と急激な生産コストの上昇で、たいへん厳しくなっているのです。

牛乳の自給率は100%。全てを国内でまかなっています。乳製品を含めた場合でも66%(※4)の自給率となり、食料全体の自給率が4割(※5)を下回っている中、高い割合だといえます。

牛乳は生鮮食品なので輸入に頼ることが難しい食品です。日本の酪農家は、新鮮でおいしい牛乳を安定的に供給する責務を担っていると信じて、日々の努力を続けています。

※農林水産省「食料需給表」の飲料向け生乳国内生産量・国内消費量仕向量から算出
※2、4、5 農林水産省「食料需給表」(平成18年)
※3 農林水産省「食料需給表」(平成14年)

img食卓から新鮮でおいしい牛乳が消えることのないように・・・

飲用向け牛乳純消費量

458万t(飲用牛乳純消費量 自給率100%!)

“飲用向けの牛乳”に限定すると、その自給率は100%。 私たちが普段飲んでいるものは、全て「国産」の牛乳になります。

資料:農林水産省「食料需給表」(平成18年)

*(社)中央酪農会議 作成協力

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