和歌山県産 温州みかん
一大産地・和歌山のみかん
- 産地
- 和歌山県
- 出荷時期
- 9月下旬~2月中旬

歴史
日本のみかんの発祥の地、和歌山
和歌山でみかん栽培が盛んになったのは、紀州藩初代藩主の徳川頼宜により奨励されたのがはじまりです。みかんが和歌山の一大産業になると、寛永11年には船による江戸への出荷が始まりました。これをきっかけに和歌山で作られたみかんがおいしいと江戸で評判となり、紀州みかんの名で広まっていきました。
産地
おいしいみかん作りを追い求めて
そんな約400年の歴史を誇る和歌山県のみかんは、県の中部に位置する有田地方で盛んに栽培されており、同地方は髙野山を源とした有田川水系がほぼ中央部を東西に流れ、紀伊水道へ注いでいます。この有田川を流れる左右の山や海岸沿いの山々には一面のみかん畑が広がっており、山という山は、ほぼみかん畑であるといっても過言ではありません。山頂の近くからは、連なるみかんの木々を一望することができます。
和歌山県では、安定しておいしいみかんを作るため、果実ひとつに対し葉が25枚程度を目安に摘果します。足元の狭い傾斜地の畑ではこれらの作業も一苦労です。これに加えて、厳しい水分管理をすることで、色づきが良く甘い果実ができます。
おいしいみかんを作りたいとの一心で、このような手間暇をかけて、農家さんはひとつひとつのみかんと丁寧に向き合っています。
みかんの魅力
おすすめの食べ方「和歌山むき」
和歌山のみかん農家は「和歌山むき」と呼ばれるむき方でみかんを食べます。まず、みかんのお尻側から4つに割り、身を皮からはがします。このときのポイントは、ヘタのある方から身をはがすこと。すると、「アルベド」と呼ばれる白いスジもきれいにはがすことができます。
皮も散らからず、すばやく食べることが可能な「和歌山むき」。温暖な気候と水はけの良い土地で育ち、「甘み」と「酸味」のバランスが良いのが特長である和歌山県産みかんを食べる際はぜひ実践してみてください。