にしの風 2023年10月号
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行っています。輪菊の夏の品種を今年から新たな品種に変更し栽培をしています。白色の輪菊においては、夏は精の一世、冬は神馬の栽培をしており、黄色の輪菊については、昨年の夏までは精の光彩を栽培していましたが高温時期になると伸びが悪くなることから、伸びが良いとされる栄翔に変更をしました。実際に栽培してみると伸びすぎるほどでしたが、伸びを抑えることができれば栄翔の方が栽培しやすいということが分かり、今後も栄翔の栽培を続けていきます。夏の品種は、なるべく高温にならないように遮光を行います。強い日差しが当たると焼けてしまうため、夏場は遮光ネットを張り、日焼けや伸びが悪くなることを防ぎます。昼の日差しが強い日はハウス内を真っ暗にするなどの調整を行っています。ハウス内は、光を均等に充てることを目的とし10㌢四方を1区画として、1区画に1本ずつになるように栽培の工夫を施しています。また、虫の防除にも力を入れており消毒作業は週に2、3回行い、葉の裏にまで消毒ができるように自動ではなく手作業で行っています。出荷する際は、出荷当日のぎりぎ     5てしまうこともあり、その調整が大りまで収穫を行います。そのため収穫から出荷するまではとても大変な作業が続きます。輪菊はつぼみが膨らんだ状態で出荷するため、時期によってはゆるく切ってしまうと咲い変になります。収穫時は時間に追われることもありやることがたくさんありますが、息子さんや実習生と協力しながら、良い花を作っていきたいと話してくれました。品種の変更こだわり収穫時の大変なことハウス内の様子開花前の輪菊つぼみ取りを行う実習生10㎝四方に区画分けをされているハウス

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