お好みの食感を 楽しめる
おけさ柿の果肉は、購入直後はパリパリした歯ざわり、時間の経過とともにトロリとした柔らかな食感に変化します。ちょっと熟しすぎたかなと思ったら、冷凍してシャーベット風にするとおいしく楽しめます。
Yokubari Wa Fruits Okesagaki
秋から冬に旬を迎える「柿」は、
日本で古くから食べられてきた果実。
海外でも「KAKI」と呼ばれています。
新潟県は「おけさ柿」の産地として知られ、
とろけるような甘さとなめらかな食感が人気。
おいしいだけじゃなく、キレイを目指すわたしたちに
うれしい効能もいろいろあるんです。
栄養たっぷり、秋しか味わえない「おけさ柿」に、
あなたもきっと夢中になるはず。
栄養素がとっても豊富な柿。特にコラーゲンの生成を助けるビタミンCは、柿1個=およそレモン1個分! ポリフェノールは赤ワインの10倍、お茶の30倍とも!高い抗酸化作用で血液サラサラ、お肌もツヤツヤ。
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるほど健康効果が認められてきた柿。柿タンニン(柿渋)の主成分であるポリフェノールには、抗ウイルス作用があると言われています。カロテンや食物繊維も豊富なので、風邪の予防にも。家族みんなで柿を食べて、ウイルスに負けないからだをつくりましょう。
渋み成分を有する柿には、血液中のアルコール分を分解する作用が。お酒を飲む人は、柿を食べるのもおすすめ。また利尿作用のあるカリウムも豊富に含まれているので、高血圧の人やからだがむくみやすい人は積極的に食べてみて。柿を食べる習慣をつけると、それだけで元気になれそう!
栄養満点でさまざまな効能がある柿。しかも、こんなに甘いのにカロリーは100gあたり約60kcal。シュークリームが約223kcalだから、かなりヘルシーです。おやつに柿を取り入れてみても良いかも!
濃いオレンジ色がとってもかわいい「おけさ柿」。
種がないので食べやすいのが特長です。
渋抜きして出荷されるので、店頭に並ぶ柿は甘く、食べごろを迎えています。
おけさ柿の果肉は、購入直後はパリパリした歯ざわり、時間の経過とともにトロリとした柔らかな食感に変化します。ちょっと熟しすぎたかなと思ったら、冷凍してシャーベット風にするとおいしく楽しめます。
いくらおいしいからといっても食べすぎには注意。大量に食べるとからだを冷やすため、多くても1日に2個くらいにしましょう。朝や昼に食べるのがおすすめ。
自然の優しい甘さの柿は、そのまま食べてもおいしいけれど、
固めのときはサラダに入れて彩り鮮やかに、
柔らかくなってきたら加熱してとろっとした食感を楽しむなど、
熟すスピードにあわせていろいろな食べ方を試してみて。
固めの柿を使って、目にも鮮やかなご馳走サラダを!
柿+オイルでビタミンの吸収率がアップします。
アボカドオイルやアマニオイルに代えてもGood!
柿・・・1個(200gくらい)
きゅうり・・・1/2本
ミニトマト・・・4個
茹でダコ・・・80g
[A]
塩・・・小さじ1/2
酢・・・大さじ1
砂糖・・・小さじ1/2
オリーブ油・・・大さじ1
フライドオニオン(あれば)・・・適量
柿に含まれるタンニンやペクチンの効果で、
ゼラチンなどを使わずに固まるプリン。
柿の持つ色の美しさを見せられるよう、
ガラスの器に流し入れましょう。
柿・・・1個(200gくらい)
牛乳・・・80cc
砂糖・・・大さじ1
バニラエッセンス(あれば)・・・数滴
ミント・・・適量
柿の優しい甘さとチーズが美味しい
朝食やおやつにもぴったりのマフィン。
柿・・・1個(200gくらい)
クリームチーズ・・・50g
小麦粉・・・200g
バター・・・60g
砂糖・・・90g
卵・・・1個
ベーキングパウダー・・・6g
牛乳・・・60cc
シナモンパウダー(お好みで)
料理研究家・フリーアナウンサー・野菜ソムリエPro.
生産現場の取材を通じて食の世界に魅せられる。野菜ソムリエPro.の資格を有し、旬の野菜、発酵食品を取り入れたレシピを得意とする。年間レシピ考案数は300以上。
著書「365日おにぎりレシピ」「ONIGIRI」は世界料理本大賞2020ライス部門で世界一となる。