常陸牛の資質改善と宣伝普及を目的に茨城県常陸牛振興協会の主催で「第45回茨城県常陸牛枝肉共励会」が東京都中央卸売市場食肉市場に於いて開催され、全農茨城県本部、県畜連、県家畜商3団体合わせ58名の生産者から79頭の牛が出品されました。
A5率68.4％と非常に高品質の牛が出揃い、常陸牛率（A・B４以上）については98.7％という高いレベルの共励会の中で、名誉賞（最高賞）に宇都木 孝浩氏が選ばれました。 宇都木氏が出品した枝肉は、枝肉金額182万1696円で競り落とされました。（枝肉重量512ｋｇ、枝肉単価3,558円／ｋｇ）

ＪＡグループからは4頭が入賞しており、最優秀賞：株式会社 小堀畜産（ＪＡ常陸：枝肉重量596ｋｇ、枝肉単価3,304円／ｋｇ）、優秀賞2席：有限会社 倉持牧場（ＪＡ北つくば：枝肉重量555ｋｇ、枝肉単価3,351円／ｋｇ）、優良賞：宮本 守正氏（ＪＡつくば市谷田部：枝肉重量581ｋｇ、枝肉単価3,100円／ｋｇ）、優良賞：有限会社 高萩畜産（ＪＡ常陸：枝肉重量521ｋｇ、枝肉単価3,102円／ｋｇ）が選ばれました。

惜しくも名誉賞には選ばれませんでしたが、非常に良質な枝肉で、全体の中で枝肉金額は、1位（株式会社 小堀畜産：196万9184円）、2位（有限会社 倉持牧場：185万9805円）を独占し、ＪＡグループの生産者の技術の高さと組織的な販売力の高さを映し出す結果となりました。 また、前日の買参人交流会から当日の褒賞授与式までボクシング（ＩＢＦ）スーパーバンタム級王者の岩佐 亮佑選手が応援に駆け付けてくれ、買参人と生産者にエールを送り会場を盛り上げてくれたため、盛会のうちに終わることができました。