お知らせ

食育授業を行いました~お米ができるまで~『脱穀』編

2017年11月13日
管理部 企画管理課
管理部

JA全農ながさきは、長崎市内の聖マリア学院小学校で稲作の食育授業を行ないました。

この活動は、NCC長崎文化放送と共催している「おかあさんの詩コンクール」第22回大会の学校賞受賞をきっかけに、本会の食育活動の一環として今回取り組んだものであり、聖マリア学院小学校(中村 洋校長)の年間行事である田植えの過程で栽培指導などを行なっていきます。

今回は稲の脱穀作業などの様子です。

稲刈りから2週間経ち、稲も十分に乾燥したため、10月27日、高学年児童による脱穀作業を行いました。昔使われていた農具の足踏み式脱穀機と唐箕(とうみ)を使用しました。

初めて脱穀機を扱う児童たちは、まず足踏みのリズムをとりながら、先生方と一緒に脱穀していきました。
初めは恐る恐るだったものの、次第にタイミングがわかり、脱穀機を上手に使いこなしました。

また、江戸時代に使われていたとされる、竹で作ったこき箸での脱穀も体験し、「こちらの方が楽しい」と作業する児童や、「ずっとこの作業をやるのは大変だと思った」など感想を述べました。

             

(写真左上)竹で作ったこき箸での脱穀体験の様子                     (写真右上)こき箸の説明を聞く児童たち                               

唐箕を使った籾の選別作業の様子の内容を表示
唐箕を使った籾の選別作業の様子
足踏み式脱穀機を使った脱穀の様子の内容を表示
足踏み式脱穀機を使った脱穀の様子
一粒の籾から何粒くらい収穫できたかな?の内容を表示
一粒の籾から何粒くらい収穫できたかな?
ゴム板を使ったもみすりの原理の体験の内容を表示
ゴム板を使ったもみすりの原理の体験

次は唐箕を使った選別作業です。 唐箕は風の力で、実が入った籾、中身の入っていない軽い殻やワラを選別します。 脱穀機や唐箕など、初めて見る農具にみんな興味深々です。

4年生の児童たちは、稲刈り時に1穂に付いた米粒数を数え、1粒の籾からどのくらい収穫できただろうか?と話し合いました。また、もみ殻を外して玄米にするもみすり体験もしました。

このあとは機械により精米します。美味しいお米になっているのか楽しみです。