食育授業を行いました。~『収穫』篇
JA全農ながさきは、長崎市内の聖マリア学院小学校で、食育授業を行っています。この活動は、NCC長崎文化放送と共催している「おかあさんの詩コンクール」第22回大会の学校賞受賞をきっかけに、本会の食育活動の一環として取り組んでおり、昨年度の稲作活動に引き続き、今年度はじゃがいもとにんじんの栽培指導などを行いました。
今回は、にんじん、じゃがいもの成長と収穫の様子をご紹介します。
にんじんの成長
間隔を開け、大きく育てるため、本葉が増えていく頃に間引き作業を行います。
※間引き・・・密生して発芽した苗を、よく育つ間隔をとるため、生育の良い株を残して抜き取ること。
じゃがいもの成長
にんじんと同じ日に植え付け、少し遅れての発芽でしたが、じゃがいもの葉も順調に大きくなりました。
土の中での生育も楽しみに待ちました。
≪にんじん・じゃがいもの成長の様子≫
(写真上左:にんじん播種から21日目、写真上中央:播種から30日目、写真上右:播種から58日目)
(写真下左:種イモ植え付けから30日目、写真下中央:種イモ植え付けから44日目、写真下右:収穫時の畑の様子)
にんじん・じゃがいもの収穫
種まき・植え付けから3ヵ月経った、12月13日、全校児童で収穫作業を行いました。
JA全農ながさきの大坪部長が、生育のしくみなどを説明し、にんじん、じゃがいもそれぞれ収穫していきました。児童たちは、1つの種イモから何個のじゃがいもができたか数えたり、掘り上げたにんじんの葉を切るなど、自分たちで育てた農産物がどうやって育ってきたかなどを学びました。
収穫時は「掘った時に大きかったりするのが楽しみ!」「(葉っぱを切って栄養がにんじんに残るようにすること)初めて知ったからにんじんってすごいなと思った」などと感想を述べました。
4年生の担任の田中希歩教諭は、「自分たちで育てるという経験ができ、給食の時などにも、作ってくださる人たちへの感謝の気持ちを持ってくれたらいい」などと話し、JA全農ながさきの大坪部長も「野菜の成長、食べるまでの過程をわかってもらえたらいい」と食育授業の大切さを話しました。
次回は、いよいよ自分たちで育てたお米や野菜を使った、カレーライス作りに挑戦です。