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リリース

2014年10月31日

全国農業協同組合連合会(JA全農)

平成26肥料年度春肥の主要品目価格について

平成26肥料年度春肥について以下の内容で決定しました。

1.決定内容
(1)主要品目の価格変動率
 輸入尿素は国際市況を最大限反映することで値下げとし、これを受け国内窒素質肥料もほとんどの品目で値下げとしました。りん酸質肥料と加里質肥料は国際市況の上昇傾向を受けて原料が値上がりしているなかで、最大限の価格抑制をはかりました。
 この結果、平成26肥料年度春肥価格は、代表的な高度化成(一般)は値上げとなりましたが、前期秋肥での値下げ幅が大きかったため、25肥料年度春肥対比では多くの品目で値下げとなっています。また、価格が上昇している魚粕やフェザーミール等の動物質有機原料を使用している有機化成は値上げ幅が大きくなりました。

分類品目成分 (%)26春肥
変動率(%)
(26秋肥対比)
窒素質 尿素(輸入) 46 ▲ 3.0
硫安(大粒) 21 ▲ 2.5
石灰窒素 21 0.0
りん酸質 過石 17 1.8
重焼りん 35 1.5
加里質 塩化加里 60 1.4
硫酸加里 50 6.9
珪酸加里 20 ▲ 0.6
複合肥料 高度化成(一般) 15-15-15 0.8
高度化成(被覆尿素入 14-14-14 0.5
普通化成 8-8-5 0.1
NK化成 17-0-17 ▲ 0.8
有機化成 8-8-8-3 1.1
PKセーブエコ488 14-8-8 0.2
<参考>前期変動率
26秋肥
変動率(%)
(25春肥対比)
▲2.2
▲1.1
2.4
▲2.2
▲1.6
▲8.0
▲0.5
▲1.1
▲2.9
▲1.8
▲0.8
▲2.1
0.7
▲0.8

注.価格変動率は本会の県JA・経済連向け供給価格ベースであり、JA・農家向け供給価格の変動率とは一致しません。

(2)適用開始:平成26年11月から(作物・地域により異なる場合があります)

2.経過
(1)窒素
 輸入尿素は、国際市況を反映し値下げとしました。大粒硫安は、国内需給バランスがひっ迫した状況が続いていますが、尿素の価格を反映し、値下げとしました。石灰窒素は、電力、原料等の値上げ要因については、企業努力で吸収することを求め、据え置きとしました。
(2)りん酸
 りん安の国際市況の影響により、りん鉱石価格が上昇基調にあることから、りん酸質肥料については値上げとしました。
(3)加里
 塩化加里は、国際市況の上昇基調から値上げとしました。硫酸加里は世界的需給ひっ迫による国際市況の上昇から大幅な値上げとなりました。珪酸加里は原料が値上げの状況であるものの、需要の維持・喚起を図るため、値下げとしました。
(4)複合肥料
 窒素、りん酸、加里を含む複合肥料は、製造諸経費(重油、電力、包装資材費、運賃等)は、値上がり要因を企業努力で吸収することを求め、据え置きで決着しましたが、りん酸質、加里質、有機質原料の値上がりから、値上げとなりました。一方、主に水稲用追肥に用いられるNK化成については、加里の値上げを窒素の値下げが抑える形となり、値下げとなりました。

3.本会の対応
 本会は以下の肥料原料安定確保・調達コスト抑制、施肥コスト抑制対策の取り組みを引き続き強化していきます。
(1)りん安について、本会が出資した瓮福紫金化工股份有限公司(中国)からの輸入の拡大をすすめ、肥料原料安定確保と調達コストの抑制に努めます。有機質原料についてはインドから輸入する安価なひまし油粕の活用に取り組みます。
(2)以下の施肥コスト抑制対策に取り組みます。
 ア.土壌診断にもとづいた適正施肥を強化します。
 イ.施肥コスト抑制銘柄(以下)の推進を強化します。
   [1]「低コスト肥料」・・・「PKセーブ」および鶏ふん燃焼灰・家畜ふん堆肥など国内地域資源を活用した肥料
   [2]「省力施肥肥料」・・・基肥一発施肥、育苗箱全量施肥などの施肥作業の省力化が可能な肥料
 ウ.低コスト栽培技術「鉄コーティング水稲直播」の普及をすすめます。

以上

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