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リリース

2014年05月30日

全国農業協同組合連合会(JA全農)

平成26肥料年度秋肥の主要品目価格について

 平成26肥料年度秋肥について以下の内容で決定しました。

1.決定内容

(1)主要品目の価格変動率
 前期交渉時より下回った肥料海外原料の国際市況などの値下げ要因を反映させて、大部分の品目において値下げで決着しました。高度化成の基準銘柄である一般15-15-15で2.9%の値下げとしました。その他の主要品目は以下のとおりとしました。

分類品目成分前期対比
変動率(%)
窒素質 尿素(輸入) 46 ▲ 2.2
尿素(国産) 46 0.0
硫安(大粒) 21 ▲ 1.1
硫安(粉) 21 ▲ 1.3
塩安 25 ▲ 1.1
石灰窒素 21 2.4
りん酸質 過石 17 ▲ 2.2
重過石 34 ▲ 1.7
重焼燐 35 ▲ 1.6
加里質 塩加 60 ▲ 8.0
硫加 50 ▲ 0.5
複合肥料 高度化成(一般) 15-15-15 ▲ 2.9
高度化成(被覆尿素入り) 14-14-14 ▲ 1.8
PKセーブエコ488 14-8-8 ▲ 0.8
普通化成 8-8-5 ▲ 0.8
有機化成 8-8-8-3 0.7

注1.価格変動率は本会の県JA・経済連向け供給価格ベースであり、JA・農家向け供給価格の変動率とは一致しません。
注2.変動率は平成25肥春肥(25年11月~26年5月)価格対比。

(2)適用期間:平成26年6月~26年10月
         (作物・地域により適用期間が異なる場合があります。)

2.経過

(1)窒素質
 輸入尿素は円安の影響はあるものの、国際市況を反映し値下げしました。一方、国産尿素は主原料を中心にコストが上昇していますが、輸入品の値下げを踏まえ、据え置きとしました。硫安は、海外市況や他窒素質肥料との価格差を踏まえ値下げとしました。石灰窒素は、非常に多くの電気を使用して製造するため、電力値上げによる生産コスト上昇を避けられず、値上げとしました。

(2)りん酸質
 りん鉱石は、円安の影響はあるものの国際市況を反映し、値下げとしました。このことにより、各りん酸質肥料は値下げとしました。

(3)加里質
 塩化加里は、円安の影響はあるものの、国際市況の弱含み傾向を最大限反映し、値下げとしました。硫酸加里は海外山元の生産不調や生産調整による世界的需給ひっ迫による国際市況の上昇から、塩化加里より下げ幅が縮小しました。

(4)複合肥料
 窒素、りん酸、加里3成分を保証する複合肥料は、重油、電力、包装資材費等製造諸経費の値上がり要因は一定程度認めましたが、原料代の値下げを反映させて値下げとしました。なたね油粕、大豆油粕等の価格が大幅上昇していることから、これらの原料割合の高い有機化成は値上げとしました。

3.本会の対応

 日本の肥料生産は、主原料を海外からの輸入に依存しており、安定確保の取り組みは極めて重要です。また、厳しい日本の農業情勢を踏まえ、農家組合員の負託にこたえるため、本会は以下の取り組みをすすめます。

(1)りん安について、本会が出資した瓮福紫金化工股份有限公司(中国)からの輸入の拡大をすすめ、肥料原料安定確保と調達コストの抑制に努めます。また、高値で推移しているなたね油粕について、インドから輸入するひまし油粕への切り替えに取り組みます。

(2)以下の施肥コスト抑制対策に取り組みます。
 ア.土壌診断にもとづいた適正施肥を強化します。
 イ.施肥コスト抑制銘柄(以下)の推進を強化します。
   (1)「低コスト肥料」・・・「PKセーブ」および鶏糞燃焼灰など国内未利用資源を活用した肥料
   (2)「省力施肥肥料」・・・基肥一発施肥などの施肥作業の省力化が可能な肥料

以上

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