肥料袋の原料の一部をリサイクルレジンへ置き換え マテリアルリサイクルによる環境負荷低減へ貢献

JA全農は、合成樹脂の製造などを行う株式会社プライムポリマー(本社: 東京都中央区、代表取締役社長:藤本健介、以下「プライムポリマー」)および片倉コープアグリ株式会社(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長:小林武雄、以下「片倉コープアグリ」)と連携して、令和6年度(令和6年4月以降)より肥料袋の原料の一部をリサイクルレジン(再生樹脂)へ置き換える取り組みを開始します。

全農は、これまでバイオプラスチックを使用した生分解性マルチの普及拡大や、園芸用ハウスにおける中長期展張フィルムへの切り替えによる廃プラスチック発生量の抑制、青果物用出荷包材への植物由来樹脂(ポリ乳酸:PLA)の採用などの環境負荷低減に取り組んできました。

一方、肥料袋はポリエチレンを原料としており、使用後は廃プラスチックとして処分されるワンウェイプラスチックであり、プラスチック削減と資材コスト低減のためこれまでフィルムの厚さを薄くするなどの対応を行ってまいりました。

この度、全農ではプライムポリマーが取扱うリサイクルレジン(Re'PRM® [読み:リプライム®])を使用した肥料袋の評価試験を実施し、一定の品質を満たすことを確認したことから、令和6年度よりリサイクルレジンを原料の一部に使用した肥料袋を、片倉コープアグリへ供給開始いたします。

これにより、本来廃棄されていたプラスチックを有効活用し、環境負荷低減に貢献することが可能となります。

全農では、今後も包装資材における環境負荷低減の取り組みを進めてまいります。

※■Re'PRM®、リプライム®について

プライムポリマーが立ち上げたマテリアルリサイクルのブランドで、RecycleReuseReduceRebornの想いが込められています。今回の取り組みでは、同社製レジンの外装用プラスチック袋を回収し再生したレジンに未使用レジンを混合したものを使用しています。