
2016年10月7日
JA全農いばらきは、いばらきコープと共催で、「おむすびレンジャー」の収穫祭を9月25日に開催しました。
生産から消費までの過程を体験していただく全3回の催しの最終回となる今回は、いばらきコープ組合員の
10家族30名が参加し、4か月間丹精込めて育てたバケツ稲に実ったもみを脱穀、もみすり、精米しました。
収穫祭の冒頭、校長を務める全農茨城県本部 田上実副本部長は、参加した皆様に、「4か月育てた稲の脱穀・もみすり・精米を今回は手作業で行うことで、『食べる』までの過程をより感じていただきたい。」と
述べました。
また現在の水田の状況にも触れ、「今年はお盆明けから降雨が多かったことで、稲刈りが遅れている田んぼもあり、生産者は苦労しています。今回の体験とあわせて米づくりがいかに大変かということを
感じて新米を美味しく食べてください。」と語りかけました。
また、いばらきコープ 鶴長義二代表理事理事長は、「参加者の皆様の稲が大きく育ったことがうれしい
です。今回の体験を通して、育て・食べるということを拡げていただきたい。」と話しました。
挨拶ののち、まずは脱穀作業を行いました。牛乳パックを使い、稲からもみだけを外します。最初は「牛乳パックで?」と感じていた子どもたちも、説明を聞き要領を得ると、上手に脱穀していきます。
この日の作業は、本当に地道な工程が続きますが、参加者は全く手を休めず取り組んでいます。特に参加した子どもたち全員が、自ら進んで作業に励むすがたが印象的でした。
1時間ほどこの作業を続けたのち、精米まで終わらなかった分のもみを、精米機を用いて精米します。すり鉢満杯分あったもみが、精米すると半分くらいの量に減り、参加者の皆さんは驚いていました。
精米したお米は持ち帰ります。ここまでで、収穫から精米までの作業は完了です!
全員で精米作業の後片付けをしたのち、準備しておいた新米コシヒカリでおむすびづくりを行います。
子どもたちは、大人がおむすびを作る様子を真似て、普段食べているおむすびよりも大きいものや三角のおむすびにしようと一生懸命握り、思い思いのおむすびを完成させました。
子どもたちの思いをインタビュー 参加したご家族に修了証を授与しました
参加者の皆さんに「おむすびレンジャー」の感想を聞くと、「鳥がきて大変だった」「水の管理に苦労した」などの苦労や、「楽しかった」「来年もやりたい」という思いを話してくれました。 今回の取組みで農産物を育てることの大変さと楽しさを感じていただけたことを糧にし、JA全農いばらきは、今後もより多くの方々に農業の大切さや、国産農畜産物の美味しさなどを伝えてまいります。
当日の様子をご覧いただけます(YouTube)