
(特許No. 特願平5-78447)
特徴
(1)
融解から凍結までの操作が凍結精液並みに簡単です。特別な技術・機器を必要とせず、融解から移植まで10分以内で行うことができます。
(2)
受胎率が高く、ステップワイズ法以上の受胎率が期待できます。
融解方法
(1)
(1)液体窒素タンクからストローを取り出し、室温の空気中で7秒〜10秒保持します。
(2)
お湯の中へゆっくり入れます。
お湯の温度:25℃〜30℃(27℃くらいが目安)
融解時間:20秒(融解時間が短くならないよう注意してください)
お湯の温度:25℃〜30℃(27℃くらいが目安)
融解時間:20秒(融解時間が短くならないよう注意してください)
(3)
融解後、お湯からゆっくり引き上げ、乾いたペーパー等で水分を拭き取ります。
※水分を拭き取る際、アルコール綿花は使用しないでください。
ストロー表面の温度変化を防ぐためです。
※水分を拭き取る際、アルコール綿花は使用しないでください。
ストロー表面の温度変化を防ぐためです。
(4)
ストローのシールした先端から5mm程度のところを清拭し、カットします。
(5)
移植器にセットし移植します。
注意点
・
受精卵を融解する際は、温度変化の少ない室内や車内で実施してください。
・
部屋や車の扉を閉め、無風空間を保ってください。
・
ストローに太陽光が直接当たらないよう注意してください。
・
急激な温度下降は受精卵に悪影響を及ぼす可能性があるので、厳寒期は特に移植器の保温にもご注意ください。
・
融解から移植終了まで、出来る限り速やかに行ってください。
全農ダイレクト凍結法の移植成績
年度 | 移植例数 | 受胎頭数 | 受胎率 |
2001 | 460 | 323 | 70.2% |
2002 | 420 | 287 | 68.3% |
2003 | 455 | 320 | 70.3% |
2004 | 640 | 464 | 72.5% |
2005 | 497 | 337 | 67.8% |
合計 | 2472 | 1731 | 70.0% |