お知らせ

食育授業を行いました。~『食す』篇

2019年03月18日
管理部 企画管理課
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JA全農ながさきは、長崎市内の聖マリア学院小学校で、食育授業を行いました。この活動は、NCC長崎文化放送と共催している「おかあさんの詩コンクール」第22回大会の学校賞受賞をきっかけに、本会の食育活動の一環として取り組んだものであり、昨年度の稲作活動に引き続き、今年度は、じゃがいもとにんじんの栽培指導なども行いました。

種まきから収穫までの様子や、稲作活動など紹介してきましたが、今回が最終篇となります。活動発表や収穫感謝祭、最後の食育授業の様子を紹介します。

全校児童で稲刈りし、脱穀・精米したお米と、12月に収穫したじゃがいも・にんじんを使ったカレー作りが1月、聖マリア学院小学校で行われました。中心となって取り組んだ4年生の児童が、お米を炊く準備から始め、保護者と一緒に、野菜のカットなどにも挑戦し、友だち同士教えあいながら調理が進みました。



「育てた分いつも家で食べているより『おいしくなれ!』って気持ちを込めて切っている」などと話し、保護者からも、「栽培から食べるまでを教わり、勉強になる」「食に対しての意識が変わり、良いことだと思う。」「スーパーに一緒に行くと子供が野菜を見る。長崎県産のお米を選んで食べるようになった。」などという感想が聞かれました。

カレーを煮込み、お米が炊き上がるまでの間、学習発表会が行われ、発表の終わりには、それぞれ「こんなに苦労してお米を作っているとは知らなかった。」「お米や野菜ができた時は、嬉しくて興奮した。」「色んな作業は大変だったけど楽しかった」など感想が述べられました。

 
 

そしていよいよ、カレーライスの完成です。一生懸命作り、招待したご家族と一緒にいただきました。
自分たちで育てた野菜とお米で作ったカレーライスは、特別に美味しかったようです。
にんじんが嫌いだった児童も、育てることにより好きになったと嬉しいことばも聞かれました。

後日、食育活動のお手伝いをしてきたJA全農ながさきの大坪部長が、最後の授業として、活動を振り返りながら、昔から日本人の食と生活にとても重要な役割をはたしてきた稲についてや、野菜の種類・栽培方法・栄養などの話をし、食と農の大切さを伝えました。