第48回九州管内系統和牛枝肉共励会の結果について(令和6年9月7日(土))
第48回九州管内系統和牛枝肉共励会が、9月7日、JA 全農ミートフーズ(株)九州営業本部において開催されました。
この共励会は、九州全8県からそれぞれ選抜された、120 頭(各県15頭)が出品され、脂肪交雑などの肉質等級等を競い、和牛の肥育技術の向上と肉質改善を目的として毎年開催されている九州最大級の肉牛共励会です。
今年は出品頭数120頭のうち、枝肉格付の最高位となる5等級が116頭(96.7%)、出品牛全頭の平均BMSNo.が11.4とハイレベルな内容の共励会となりました。(団体優秀賞:鹿児島県)
長崎県は子牛生産も盛んな県であり、今回の共励会についても共励会出品要件に加え、長崎の独自取組として出品牛15頭は長崎県内産素牛で、1代祖は長崎県有種雄牛という条件を付して臨みました。
長崎県出品牛15頭の全体の成績は、平均枝肉重量が533.3㎏で、5等級が15頭(上物率100%)、BMSNo.は最高位のNo.12が14頭、No.11が1頭で、平均BMSNo.は11.9となりました。
団体優秀賞は逃したものの、出品された120頭の内、厳正な審査の結果、JA島原雲仙の前田学氏の出品牛が「銅賞」に輝きました。
受賞牛の枝肉内容は、格付A5、BMSNo.は最高位のNo.12、枝肉重量546.1㎏で枝肉単価3,500円/kgという高値で取引されました。
今回の結果は、長崎和牛肥育生産者の肥育技術の高さと、長崎県肉用牛改良センタ-が所有する「勝乃幸」、「金太郎3」を始めとする、長崎県産種雄牛の産肉能力が優秀であることが証明されたものです。
来年度開催される第49回九州管内系統和牛枝肉共励会に向け、引き続き、繁殖・肥育生産者・畜産関係者が一体となり、「長崎和牛」の更なる振興に取り組みます。
