お知らせ

令和7年産長崎みかん出荷協議会を開催しました

2025年09月19日
園芸部 果樹課
園芸部

園芸部果樹課は9月9日、長崎県JA会館で令和7年産長崎みかん出荷協議会を開催し、生産者、JA、市場関係者、県関係機関らが出席しました。令和7年産長崎みかんのJA系統出荷計画量は1万9,990㌧を見込んでいます。

令和7年産長崎みかんの着花量は極早生温州で中程度、早生・普通温州でやや多程度で、全ての品目で園別・樹別のばらつきは見られたものの、総体的には表年の傾向となりました。生育は、前年と異なり冬季の気温が低めに推移したことで、発芽は平年より6~7日程度遅く、前年と比べても7日程度遅い発芽となりました。満開日は5月5日~8日となり、平年より3日遅く、前年より8日程度遅い満開となりました。発芽から満開までの期間がある程度確保できたことで、花の充実は比較的良かったです。品質は梅雨明け以降が干ばつ傾向で推移したことから糖度は経年よりも高く、クエン酸はほぼ平年並みで推移しています。また果実肥大はばらつきはあるものの、開花期が前年より遅かったことで、やや小玉傾向にあります。このため、今後は果実の仕上げ管理に重点を置き、品質向上に努めます。

12月に迎える出荷のピークを前に、重点生産対策として①生産量の確保②シートマルチ管理の徹底③果皮強化ならびに秋芽処理④腐敗果防止対策⑤越年みかんの貯蔵管理の徹底⑥早期樹勢回復の対策を講じることを確認しました。

市場や消費者から信頼される長崎みかんを計画的に出荷・販売するため、市場・生産者・JAグループが連携を図るとともに、長崎みかんの銘柄向上対策として、ポスターなどの販促資材を作成し、県統一資材を活用した販売促進に取り組みます。

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協議会の様子