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11.葬儀後のチェックリスト〈葬儀のあとに〉

ー葬儀後に火葬を行う地域ー

●葬儀後のマナーとチェック

  1. 葬儀後のあいさつ回り
    □あいさつ先のリスト作成 □あいさつに行く日時の決定 □持参するお菓子の用意
  2. あいさつ回り先リスト
    □葬儀委員長・弔辞奉読者・世話役
    □僧侶
    □駐車場や設備、備品等をお借りした方
    □葬儀を手伝っていただいた方
    □近所の方
    □病院、医療関係の方
    □故人の関係先
    □喪主・家族の勤務先
  3. お礼状を出す先
    □葬儀でお世話になった方
    □供花・供物、弔辞・弔電をいただいた方
    □お悔やみ状をいただいた方
    □あいさつ回りに行けない先
  4. 作成する通知状
    □葬儀を知らせなかった方への死亡通知
    □故人から商売を引き継いだ場合の得意先へのあいさつ状
    □忌明け法要のあいさつ状
    □忌明け法要招待者リスト作成
  5. 香典返し
    □葬儀後のお返し先のリスト作成
    □お返し品の決定
  6. 年賀欠礼状
    □年賀欠礼の発送先のリスト作成
    □年賀欠礼の文面の作成

●亡くなられた日から、4カ月以内に申告を済ませます。

  1. 故人が死亡された年の1月1日から死亡日までの所得税について、確定申告をおこないます。
  2. 故人が前年分の確定申告をしないまま死亡された時は、前年の確定申告も相続人がおこなわねばなりません。

●本位牌の準備のチェック

  1. 本位牌の用意
    忌明け法要までに用意します
    □ご先祖の本位牌の形や大きさを参考にする
    □戒名(法名)、俗名、死亡年月日、享年の確認

●忌明け法要(満中陰の御案内)のチェック

  1. 日時の決定と連絡
    □僧侶に依頼し日時を決定する
    □招待者を決定する(  名)
    □会場の予約
    □電話またはハガキで法要の案内をする
  2. 供養の準備
    □当日納骨を行う場合は、その旨僧侶に伝える
    □お墓参りに行く場合は、花と線香を用意
    □略礼服の用意と衣装合わせ
    □お布施の用意
  3. 会席(お斎)の用意
    □食事の人数の確認と発注
    □引物の手配(  名)
    □手提げ袋や風呂敷の用意

●遺品整理と形見分けのチェック

  1. 遺品整理
    □故人の遺品の分別
    □処分方法の確認
  2. 墓の設置
    □資料の取り寄せ
    □管理費などの付帯費用、条件の確認
    □現地見学
    □墓石の依頼
    □刻字内容の決定
    □僧侶へ入魂式の依頼
    □入魂式の日時と参列者の決定

●葬祭費・埋葬料受給の手続きのチェック

  1. 国民健康保険に加入の方が亡くなられた場合
    □市町村の役所の「国民健康保険課」に申請
    □故人の保険証、葬儀の領収書、印鑑を持参
    □葬祭費を受け取る
  2. 健康保険に加入の方が亡くなられた場合
    □勤務先、または所轄の社会保険事務所へ申請
    □保険証、死亡診断書、葬儀の領収書、印鑑を持参
    □埋葬料を受け取る
  3. 扶養家族(健康保険)の方が亡くなられた場合
    □勤務先、または所轄の社会保険事務所へ申請
    □保険証、死亡診断書、葬儀の領収書、印鑑を持参
    □埋葬料を受け取る

●年金受給手続きのチェック

  1. 故人が厚生年金に加入していた場合
    □故人の勤務先が所轄する社会保険事務所で手続き
    □故人が退職していた場合、住所地の社会保険事務所で手続き
    □故人の厚生年金手帳、戸籍謄本、住民票(世帯全員)、死亡診断書、所得証明書、印鑑を用意
    □遺族厚生年金を受取る
  2. 故人が国民年金に加入していた場合
    □「遺族基礎年金」「寡婦年金」「死亡一時金」のいずれかを選択
    □請求人の住所地の加入者の市区役所、町村役場に請求
  3. 故人が公務員・教員などの共済年金に加入していた場合
    □故人の勤務先が所轄する社会保険事務所で手続き
    □故人が退職していた場合は、住所地の社会保険事務所で手続き
    □故人の厚生年金手帳または被保険者証、印鑑、戸籍謄本、住民票(世帯全員)、死亡診断書、所得証明書を用意
    □「遺族共済金」を受取る
  4. 故人が生命保険に加入していた場合
    □故人が加入していた保険を調べる
    □加入していた生命保険会社へ連絡
    □証券番号、被保険者氏名、死因、死亡月日を告げる
    □保険会社の「死亡保険金請求書」に必要事項を記入し、 必要書類と共に提出する
  5. 必要書類
    □(1)保険証券、(2)死亡診断書、(3)保険金受取人の印鑑と印鑑証明、(4)受取人の戸籍抄本、(5)被保険者の戸籍謄本を用意
    □入院給付金・手術給付金を請求(この場合の受取人は法定相続人全員となる)

●故人の確定申告のチェック

  1. 故人の確定申告(準確定申告)
    □故人の確定申告をおこなう必要があるかの確認
    □自営業者で青色申告の場合
    □白色申告でも故人の所得が基準額を超えている場合
    □法定相続人が2人以上いる場合は、同一書類で一緒に申告するか、代表が行う
  2. 確定申告の方法
    □故人が死亡した年の1月1日から死亡日までの所得を申告
    □居住地もしくは事業所の所轄の税務署でおこなう
    □死亡日から4ヶ月以内に申告
  3. 持参するもの
    □サラリーマンは源泉徴収票
    □自営業者は決算書、生命保険の領収書、印鑑
  4. 年間の医療費が10万円を超えた場合
    □故人の医療費の領収書を確認
    □故人および故人の扶養家族の医療費で、死亡日までに支払った分は、故人の確定申告から控除する
    □故人の死亡後に支払われた医療費は相続税の控除対象とする
  5. 控除の手続き
    □故人の源泉徴集票、相続人全員の認印、1年間の医療費の領収書
    □毎年2月16日から3月15日までに行う

●遺産分割協議書チェック

  1. 故人に債務があった場合
    □故人の債務の有無を調べる
    債務を受け継がないために、死亡日から3ヶ月以内に家庭裁判所で手続きする
  2. 遺言書の開封
    □封印された遺言書は、家庭裁判所へ持参し、相続人立ち会いのもとで開封する
  3. 遺言書がなく相続人が2人以上いる場合
    □相続人全員で協議を行う
    □相続案を作成し、各人の承認(捺印)を得る
    □協議が調わない場合は、家庭裁判所に調停審判を申し立てる
  4. 相続人に未成年者が含まれる場合
    □協議による相続の場合、未成年者には特別代理人を立てる
    □代理人は裁判所で選任してもらう

●名義書換えのチェック

  1. 故人が世帯主だった場合
    □世帯主変更届を変更日から14日以内に役所へ提出
    □電気・水道・ガス・NHKの引き落とし口座や電話加入権の名義変更
  2. 名義変更と手続き先のチェック
    □銀行貯金・郵便預金(死亡後の引き出しは相続手続きが必要)
    □株式・社債・国債(証券会社・信託銀行・発行元)
    □電話加入権・電気・ガス・水道・NHK等(各加入先)
    □貸付金・借入金の権利移転の通知手続き(貸付・借入先)
    □賃貸等の諸契約についての有効性の確認と名義変更(契約先)
    □営業許可…事業免許(管轄の諸官庁)
    □ゴルフ会員権(所属ゴルフ場)
    □所有権移転登記(法務局・他)
  3. 自動車の移転登録
    □死亡後15日以内に陸運事務所に移転登録する
    □登記料を用意
    □申請に移転登録申請書、車検証、自賠責保険証、被相続人の除籍謄本、相続人の戸籍謄本、印鑑証明、相続同意書を持参

 

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