営農についての情報
麦作情報 適期刈り取りを行いましょう (2026年5月8日作成)
1.気象経過と麦の生育状況
気温は、2月中旬から4月中旬まで平年よりも2℃以上高く推移してきましたが、4月下旬から5月上旬まで概ね平年並みとなっています。
降水量は、3月以降半旬ごとのややまとまった雨により、3~4月は概ね平年並みとなりました。
このことから、各麦類の生育は促進され、出穂は平年よりも2日程度早くなりました。
2.5月の天候と麦の収穫期予想
4月30日発表の1か月予報によると、5月は晴れの日が多いものの数日の周期で変化し、気温は高く、降水量と日照時間は概ね平年並と予想されています。
このことから、大麦、小麦とも登熟は促進されるでしょう。また、これまでのところ登熟を阻害する湿害や倒伏等の被害は少ないことから、成熟期は平年よりも2~3日程度早まると予想されます。
3.収穫準備を進めましょう
(1)作業機や作業場の点検、清掃
滞りのない円滑な作業のために、コンバインや乾燥機の点検、清掃、整備をもう一度行いましょう。
(2)目立つ雑草の除去
ほ場内にソバがあったら必ず完全に抜き取り、ほ場外で処分しましょう。
また、カラスノエンドウやカラスムギ、コアカザ、ハルタデ等、発生が少ないうちに抜き取っておきましょう。放任すると数年で蔓延し、麦の生育と収穫作業を阻害し、麦に混じって品質低下の原因となります。
4.収穫したらすぐ乾燥へ 赤かび病を防ぎましょう
県病害虫防除所が4月28日に発表した病害虫発生予察情報では、本年は4月以降ムギ麦類赤かび病の胞子飛散好適日が多く、また、小麦の開花期と胞子飛散好適日が一致しているとのことです。各麦産地では赤かび病防除が行われていますが、収穫した麦を滞留すると赤かび病菌が増殖してしまう場合があるので、速やかに乾燥施設に搬入し乾燥作業を行いましょう。
稲作情報 田植機の点検・調整を行いましょう (2026年5月8日作成)
早期地帯では田植えも進んでいますが、県内全域ではこれからが田植えの最盛期。快適で上手な田植えを行うために、事前に点検、調整を行いましょう。
1.田植機点検のポイント
(1)まずは清掃 ①こびりついた泥等の除去、②施肥機の清掃
(2)エンジン関係 ①オイルの量の確認、②燃料漏れの有無、③エアクリーナーの掃除
(3)植付け部 ①爪の摩耗(交換)、②可動部の動作や作動音、③可動部のグリスアップ
(4)操作部や施肥機 ①上昇、下降等油圧動作、②タイヤの空気圧、③施肥機の作動
(5)電気系統 ①バッテリーの液量、②ターミナルの緩み
2.植付けの調整
(1)苗取り量(1株植付け苗数)の調整
1株の植え付け苗数は、3~5本が理想です。この苗取り量にするには①苗箱の種籾播種量に応じて、苗乗せ台の②横送り回数と③縦送り(苗取り量)を設定することが必要です。下表を参考にして田植え機の設定を確認し、無駄に多い植え付けを無くしましょう。なお、植付爪が摩耗していたり、爪先の位置がずれていると設定どおりに苗が掻き取れないので、爪の点検も忘れずに行いましょう。
(2)坪当たり株数と苗箱数の決定
1株植え付け苗数を適正な4本に設定すれば、1箱の播種量と坪当たりの植え付け株数に応じて10a当たり必要な苗箱数が表3のように決まります。無理な密苗播種や疎植を行わなくても箱数は無理なく減らすことができます。
(3)植え付け深
植え付けの深さは2~3cmの浅植えが理想です。深植えにすると活着や初期生育の遅れによる分げつ発生の遅れにつながってしまうので、浅植え設定で植え付けましょう。ただし、植え付けの深さは「代」の状態で変動します。必ず試し植えを行って深さを確認してから田植作業を開始しましょう。

