園芸

かき

 秋の風物詩、故郷(ふるさと)を思い出す味。徳島の「柿」は主に渋柿で、吉野川の両岸で盛んに栽培されています。

出荷時期カレンダー

出荷最盛期
出荷時期

主な産地

 徳島の柿の主な産地は、美馬市、美馬郡(つるぎ町)、三好市、三好郡(東みよし町)、阿波市、板野郡(上板町、板野町)、吉野川市などです。

(出荷JA:JA徳島県、JA徳島市、JA東とくしま)

徳島の柿の品種

 徳島県では、「平核無(ひらたね)柿」や「刀根早生(とねわせ)柿」を中心とした渋柿が栽培されています。なお、渋柿は渋抜きした後に出荷するため、お手元に届く際にはとても甘い状態になっています。
 その他は、晩熟種の「愛宕(あたご)柿」や甘柿が生産されています。

徳島市 吉野川市 阿波市 美馬市 三好市 勝浦町 佐那河内村 神山町 板野町 上板町 つるぎ町 東みよし町
徳島市 吉野川市 阿波市 美馬市 三好市 勝浦町 佐那河内村 神山町 板野町 上板町 つるぎ町 東みよし町
JA徳島市 JA東とくしま JA徳島県

トピックス

消費拡大の取り組み

 徳島県農産物消費拡大協議会(事務局:JA全農とくしま)では、県内JAとの連携により、徳島の柿の消費拡大に取り組んでいます。

豆知識

かきの今昔

 柿の木(かきのき)の原産地は、東アジアの温帯地域と言われており、日本、中国、朝鮮半島が含まれます。
 現在の日本にある柿は、弥生時代以降に中国から伝来したもので、奈良~平安時代には熟柿(じゅくし)や干し柿として食べられていました。戦国時代には織田信長が宣教師ルイス・フロイスに干し柿を贈ったという逸話があります。
 「富有(ふゆう)」「刀根早生(とねわせ)」をはじめ、非常に多くの品種(約1,000種)があり、日本の秋の代表的な果物となっています。