ブロッコリー
味や香りにくせがなく、ほのかな甘みがある徳島のブロッコリー。カロテン、ビタミンB1、ビタミンCなどが豊富な野菜です。
近年の需要の高まりに応じて、徳島県内でも年々栽培面積が増加しており、生産量は全国5位となっています。
出荷時期カレンダー
主な産地
徳島のブロッコリーの主な産地は、徳島市、板野郡、名西郡、阿波市などです。
選び方
ポイントは「茎・つぼみ・切り口」の3点です。全体的にこんもりと丸く、房の先についているつぼみが固く緑色が濃いものなどを選びましょう。
一部紫色に変色しているものがありますが、これはアントシアン色素が多いためで、茹でると緑色になり、味も緑色のものと変わりません。
保存方法
ポリ袋に入れて茎を下にし、冷蔵庫の野菜室で保存します。
少し長く保存する場合は、固めに茹でて水分を切った後、密閉袋にくっつかないように入れてから、冷凍庫で保存します。
調理方法
軸をカットした後、花蕾の根元を切り離し食べやすい大きさに揃えます。多めの水に適量の塩を入れて2~3分茹でたら、水につけずに常温で冷まします。
サラダや炒め物・パスタの具材などに最適です。
トピックス
PR活動・ブランド強化の取り組み
芽吹きの香りほころぶおいしさ、ブロッコリーなど徳島の冬春野菜をPRするため、徳島県農産物消費拡大協議会(事務局:JA全農とくしま)が作成したポスターです。
豆知識
ブロッコリーの歴史
ブロッコリーの原産地は、地中海沿岸といわれています。ケールを起源としており、花の部分を食用とします。日本には明治初期にカリフラワーとともに伝わりました。戦後、食の洋風化にともない普及し、当時はカリフラワーの方が人気がありましたが、昭和50年代後半、緑黄色野菜がブームとなって需要が急増しました。徳島県では、昭和50年代に生産が拡大しました。
世界の生産量は、中国、インドが多く、次いで米国となっています。米国では健康の象徴のように扱われている野菜ですが、故・ジョージ・H・W・ブッシュ第41代大統領は大のブロッコリー嫌いとして有名でした。