園芸

だいこん

 徳島の「だいこん」は、温暖な気候を利用して、水はけと通気性の良い砂地畑で育った、甘くてみずみずしい青首大根です。

出荷時期カレンダー

出荷最盛期
出荷時期

主な産地

 徳島のだいこんの主な産地は、鳴門市、板野郡(松茂町)、徳島市、阿波市などです。

 県北東部の砂地地域で多く生産されています。

(出荷JA:JA里浦、JA大津松茂、JA徳島県、JA徳島市)

徳島市 鳴門市 吉野川市 阿波市 石井町 松茂町 北島町
徳島市 鳴門市 吉野川市 阿波市 石井町 松茂町 北島町
JA徳島市 JA大津松茂 JA里浦 JA徳島県

トピックス

消費拡大の取り組み

 徳島県農産物消費拡大協議会(事務局:JA全農とくしま)では、県内JAとの連携により、徳島のだいこんの消費拡大に取り組んでいます。
 徳島のだいこんは、根の上部は甘く、下部はほど良く辛いのが特徴です。葉も可食部なので、捨てる部分がなく利用できます。煮物、おでん、サラダ、大根おろし、漬物など、日常の食卓にご活用ください。

豆知識

だいこんの今昔

 大根(だいこん)の原産地は、地中海沿岸または中東と言われています。紀元前の古代エジプトでは、玉ねぎやにんにくと同じく、ピラミッド建設の労働者の食料であったそうです。
 日本には、弥生時代までに中国から伝来しており、江戸時代には各地で盛んに栽培されるようになりました。春の七草の一つ「蘿蔔(すずしろ)」としても数えられるように、古くから葉も食用とされていました。
 国内では、昭和41年(1966年)に野菜生産出荷安定法が制定され、だいこんは「指定野菜」に指定されました。
 徳島県では、明治後期に藍(あい)の栽培の衰退とともに、漬物用(たくあん)としての生産が増加しました。