園芸

だいこん

 徳島のだいこんは、温暖な気候を利用して砂地畑で育った、甘くてみずみずしい青首大根です。根の上部は甘く、下部は程よく辛いのが特徴です。葉も可食部なので、捨てる部分がありません。

出荷時期カレンダー

出荷最盛期
出荷時期

主な産地

 徳島のだいこんの主な産地は、鳴門市里浦町・大津町、徳島市、阿波市、吉野川市などです。

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選び方

 葉が青々として、根にずっしりと重みを感じ、みずみずしく締まっているものを選びましょう。
 ひげ根の穴が目立つものは避けましょう。

保存方法

 葉がついている場合は、切り落とします。
 根は、大きい場合は横半分に切り、新聞紙に包んで、冷蔵庫に縦に入れて保存します。
 葉は、塩茹でしてから、保存袋に入れて、冷蔵庫で保存します。

調理方法

 だいこんの料理は、煮物、おでん、サラダ、大根おろし、漬物などが定番です。
 根は、「縦切り」にすると繊維の方向に沿って切れるので、歯ごたえよく、煮くずれもしません。また、繊維を断ち切るように「横切り」にすると、火の通りが早く、柔らかな口当たりになります。
 葉は、みじん切りにして、水分を飛ばし、ふりかけや炒め物などに。

豆知識

だいこんの歴史

 大根(だいこん)の原産地は、地中海沿岸または中東といわれています。紀元前2200年の古代エジプトでは、玉ねぎやにんにくと同じく、ピラミッド建設の労働者の食料であったそうです。日本には、弥生時代までに中国から伝来しており、江戸時代には各地で盛んに栽培されるようになりました。春の七草の一つ「蘿蔔(すずしろ)」として数えられるように、古くから葉も食用とされていました。徳島県では、明治後期に藍(あい)の栽培の衰退とともに、漬物用としての生産が増加しました。
 世界で見ても、日本の生産量が最も多く、他は中国などで栽培されています。