なす
つやつやとした皮の中にたっぷりの水気と甘みを含んだ、徳島のなす。夏は露地栽培(夏秋なす)、冬はハウス栽培(促成なす)と、一年を通じて収穫・出荷しています。
出荷時期カレンダー
主な産地
夏秋なす
主な産地は、阿波市、板野郡、美馬市、三好市、吉野川市、徳島市などです。出荷は6月から始まり、出荷のピークは8月~9月です。
促成なす
主な産地は、吉野川市、阿波市、板野郡などです。出荷は10月から始まり、出荷のピークは4月~5月です。
小なす
主な産地は、板野郡で、出荷のピークは8月です。



選び方
色・つやの良いものを選びましょう。下部が太く、張っているものは肉厚で焼き物に最適です。
細い物は、浅漬けなどにして食べるとキュッキュッといった独特の食感で楽しめます。

保存方法
新聞紙に包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
調理方法
年間を通じて食卓に上がりますが、なすの旬は6月~9月です。
なすは低カロリーですが、焼いて、煮て、炒めて、漬けて、とさまざまな料理方法で味わえます。油料理にも抜群の相性です。
トピックス
PR活動・ブランド強化の取り組み
冬春なすの主産6県(JAさが、JA全農ふくれん、JA熊本経済連、JA全農おかやま、JA高知県、JA全農とくしま)で構成する「冬春なす主産県協議会」では、4月17日を「なすび記念日」に制定しています。
これは、「4・1・7=よいなす」の語呂合わせと、なすびが好物であった徳川家康の命日に因んでこの日が選ばれ、平成16年(2004年)2月に日本記念日協会により記念日登録されました。また、合わせて毎月17日を「国産なす消費拡大の日」としており、なすの消費拡大に取り組んでいます。

豆知識
なすの歴史
茄子(なす/なすび)の原産地は、インド東部といわれています。13世紀頃には地中海沿岸で栽培されるようになり、その後アメリカに持ち込まれて多くの品種が作られました。日本には中国から伝来し、奈良時代には栽培されていました。
世界の生産量は、中国がトップで、次いでインドで多く生産されています。