園芸

ねぎ

 徳島のねぎは香り高く、甘みと辛みが程よいため、麺類などの薬味には欠かせません。周年栽培により、年間を通じて出荷されています。

出荷時期カレンダー

出荷最盛期
出荷時期

主な産地

 徳島のねぎの主な産地は、JA徳島市、JA麻植郡、JA板野郡などです。

JA徳島市 JA板野郡 JA麻植郡 JA徳島市 JA板野郡 JA麻植郡
  • JA徳島市
  • JA板野郡
  • JA麻植郡
  • JA徳島市
  • JA板野郡
  • JA麻植郡

選び方

 青ねぎ(葉ねぎ)は、葉に張りがあって色の良いものを、色は緑がなるべく濃くみずみずしいものを選びましょう。
 白ねぎ(根深ねぎ)は、白い部分が締まっていて弾力があり、重みを感じるものを選びましょう。軽いものや空洞が多いもの、乾いているものは避けましょう。

保存方法

 青ねぎは、濡れた新聞紙などで包んでから袋に入れて、冷蔵庫で保管します。
 白ねぎは、乾燥を避けてラップかビニール袋に包んで、野菜室に保管します。立てて入れておいた方が長持ちしますが、長い場合は切り分けるとよいでしょう。
 長く保存する場合は、小口切りにして、タッパーなどの密閉容器に入れて、冷凍庫で保存します。

調理方法

 青ねぎは、香りが良いので、薬味として各種料理にトッピングしたり、お好み焼きに入れる(ねぎ焼き)にするとたくさん食べることができます。
 白ねぎは、甘味があるので、煮込み料理や、焼いて焼き鳥などと共に。また、5~10cmほどの長さで縦に刻んで白髪ねぎとして料理に乗せたり、ラー油とごま油でサラダ感覚で一品料理として。

トピックス

地域団体商標「渭東ねぎ(いとうねぎ)」

 商標登録第5013382号(権利者:徳島市農業協同組合)
 「渭東ねぎ」は、四国で初めて地域団体商標に登録された産品です。徳島市の渭東地区は、経営環境都市型農業と青ねぎ単一栽培によって安定的な農業経営をおこない、土地の高度利用を図ることで周年栽培の道を開き、徳島県を代表する一大産地を形成しています。
 徳島県内のねぎの約8割を占め、日持ちが良く、濃い味や香りが特徴です。

豆知識

ねぎの歴史

 葱(ねぎ)の原産地は、中国西部・中央アジアといわれています。中国では紀元前から栽培されており、ヨーロッパへは16世紀末に伝わりましたが、あまり普及しませんでした。日本には朝鮮半島から奈良時代より前に伝来し、江戸時代には全国で栽培されていました。徳島県では戦後、徳島市の渭東地区において稲作からの転換で生産が増加し、一大産地となりました。
 世界の生産量は中国がトップで、次いでニジェール、マリといった西アフリカの諸国で多く生産されています。