園芸

ねぎ

 徳島の「ねぎ」は香り高く、甘みと辛みが程よいため、麺類などの薬味には欠かせません。周年栽培により、年間を通じて出荷されています。

出荷時期カレンダー

出荷最盛期
出荷時期

主な産地

 徳島のねぎの主な産地は、徳島市、吉野川市、阿波市、名東郡(佐那河内村)などです。

 青ねぎの他、白ねぎ・細ねぎが県内各地で広く生産されています。

(出荷JA:JA徳島市、JA徳島県、JA大津松茂)

徳島市 阿南市 吉野川市 阿波市 美馬市 三好市 佐那河内村 松茂町 藍住町
徳島市 阿南市 吉野川市 阿波市 美馬市 三好市 佐那河内村 松茂町 藍住町
JA徳島市 JA東とくしま JA大津松茂 JA徳島県

トピックス

地域団体商標「渭東ねぎ(いとうねぎ)」

 平成18年(2006年)12月22日登録、商標登録第5013382号(権利者:徳島市農業協同組合)
 「渭東ねぎ」は、四国で初めて地域団体商標に登録された産品です。九条系の葉ねぎで、葉色が濃く、甘みが強いのが特徴です。
 徳島市の渭東地区は、経営環境都市型農業と青ねぎ単一栽培によって安定的な農業経営をおこない、土地の高度利用を図ることで周年栽培の道を開き、徳島県を代表する一大産地を形成しています。

消費拡大の取り組み

 徳島県農産物消費拡大協議会(事務局:JA全農とくしま)では、県内JAとの連携により、徳島のねぎの消費拡大に取り組んでいます。

豆知識

ねぎの今昔

 葱(ねぎ)の原産地は、中国西部・中央アジアと言われています。中国では紀元前から栽培されており、ヨーロッパへは16世紀末に伝わりましたが、あまり普及しませんでした。
 日本には朝鮮半島から奈良時代より前に伝来し、江戸時代には全国で栽培されていました。
 国内では、昭和42年(1967年)、ねぎは「指定野菜」に指定されました。
 徳島県では戦後、徳島市の渭東地区において、昭和21年(1946年)の昭和南海地震による地盤沈下を受けて、水稲からの転作で青ねぎの生産が増加しました。