園芸

らっきょう

 鳴門市の北東部、鳴門海峡に面した大毛島(おおげじま)では、保肥力・排水性が良い、ミネラルたっぷりの海砂「銀砂(ぎんしゃ)」でらっきょうを栽培しています。銀砂で育ったらっきょうは、小粒で色白、シャキシャキの歯ごたえです。

出荷時期カレンダー

出荷最盛期
出荷時期

主な産地

 徳島のらっきょうの主な産地は、鳴門市です。

 四国の玄関口、徳島県で最も大きい島である「大毛島」で盛んに栽培されています。

JA徳島北 JA徳島北
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選び方

 ふっくらとしていて、粒が揃っているものを選びましょう。

保存方法

 生のらっきょうは、すぐに芽が伸びてくるので、長い保存には向きません。
 保存する場合は、新聞紙に包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫で保存します。

調理方法

 甘酢漬けにして、カレーなどと食べると良いアクセントになります。スライスして酢の物やサラダにすると、シャキシャキした食感を楽しむことができます。
 また、生のままで天ぷら等にしても美味しくいただけます。

トピックス

地域団体商標「鳴門らっきょ(なるとらっきょ)」

 商標登録第5155666号(権利者:徳島北農業協同組合)
 鳴門市大毛島特産の「鳴門らっきょ」は、5月連休明けから5月20日前後まで「らくだ」と呼ばれる大粒の品種、5月15日過ぎより6月中旬まで「玉らっきょう」と呼ばれる小玉らっきょを出荷しています。
 「鳴門らっきょ」の生産者は、「日に4個 今日の良き日の らっきょかな」を合い言葉に、消費者の皆様に安全な商品をお届けできるよう、精魂込めて栽培しています。

PR活動・ブランド強化の取り組み

 神戸淡路鳴門自動車道(高速道路)の鳴門北インターチェンジを降りると、一面にらっきょう畑が広がっています。鳴門市大毛島では、毎年11月、らっきょうの花が薄紫に色をつける時期に、「鳴門らっきょの花まつり(主催:JA徳島北、大毛島ブランド確立協議会)」が開催されています。
 また、店頭での宣伝活動などを実施し、徳島県産らっきょうの販売促進を図っています。

豆知識

らっきょうの歴史

 辣韭(らっきょう)の原産地は、中国のヒマラヤ地方といわれています。日本には奈良~平安時代に伝来しましたが、当初は薬用として使用されており、食用の野菜として普及したのは江戸時代に入ってからです。
 なお、国内では、早採りのらっきょうが「エシャロット(エシャレット)」と呼ばれていた時期がありましたが、らっきょうと本来のエシャロット(ベルギー・エシャロット)は、見た目も味も違う全くの別物です。
 世界では、現在でも中国などで多く生産されています。