れんこん
徳島のれんこんは、肌の白さと独特の香りが特徴です。生産者が一本ずつ手堀りで丁寧に収穫しており、露地栽培やトンネル栽培、ハウス栽培を組み合わせて一年を通して出荷されています。
徳島県のれんこんの生産量は、茨城県に次ぐ全国2位を誇ります。
出荷時期カレンダー
主な産地
徳島のれんこんの主な産地は、鳴門市大津町、大麻町、板野郡、徳島市です。
選び方
ふっくらしていて丸みがあり、色は自然な淡黄色でみずみずしいものを選びましょう。
また、切り口が茶色に変色しているものは避けるように注意しましょう。
保存方法
ラップに包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。
または、湿らせた新聞紙に包んでからポリ袋に入れて、冷蔵庫で保存します。
調理方法
れんこんの料理といえば、天ぷらや煮物、炒め物、サラダなどが定番です。
れんこんの皮を剥く場合は、縦方向にピーラーで剥くと簡単です。切った後は、すぐアク(灰汁)抜きをします。シャキシャキ感を出したい場合は酢水につけて、調理の加熱時間は短めにします。ホクホク感を出したい場合は、水につけて、火をしっかり通します。なお、鉄鍋で煮ると色が黒くなるので注意が必要です。
レシピ動画
2020年11月8日、YouTubeでも大人気の料理研究家リュウジさんに、徳島県産のれんこん・生しいたけ・すだちを使用したレシピを作成していただきました。おかずにもおつまみにもピッタリな「焼きカルパッチョ すだちソース(YouTube動画)」、ぜひご視聴ください。
トピックス
PR活動・ブランド強化の取り組み
生産量全国2位の徳島県産れんこんを維持・発展させていくため、徳島県蓮根消費拡大協議会(事務局:JA全農とくしま)を中心に、県内JA、各市場、徳島県と協力して、消費宣伝や食育活動に力を入れています。
また、徳島県のれんこんを広くPRするため、同協議会は、11月8日を「徳島県れんこんの日」に制定しました。11月は出荷量が増えて品質もしっかりしている時期であることと、「1・1・8=いいはす=良い蓮」の語呂合わせからこの日が選ばれ、平成24年(2012年)8月に一般社団法人日本記念日協会により記念日に登録されました。
豆知識
れんこんの歴史
蓮根(れんこん)の原産地は、中国またはインドといわれています。花びらの落ちた後の実の部分が蜂(ハチ)の巣に似ていることから「ハチス」と呼び、それが略されて「ハス」となったそうです。日本では、江戸時代から観賞用と食用を兼ねて栽培され、食用として本格的に栽培されたのは明治以降のことです。徳島県では明治40年代に栽培が始まり、その後、昭和30年代になって普及しました。
世界では、中国などで多く生産されており、日本の輸入先も中国が大勢を占めています。