れんこん
徳島の「れんこん」は、肌の白さと独特の香りが特徴です。露地栽培・トンネル栽培・ハウス栽培を組み合わせて一年を通して出荷されています。
出荷時期カレンダー
主な産地
徳島のれんこんの主な産地は、鳴門市、板野郡(松茂町、北島町、板野町、藍住町)、徳島市です。
吉野川の下流域、きめの細かい重粘土質の土壌で生産されています。
(出荷JA:JA大津松茂、JA徳島県、JA徳島市)





トピックス
11月8日「徳島県れんこんの日」
徳島県のれんこんを広くPRするため、徳島県蓮根消費拡大協議会(事務局:JA全農とくしま)が制定した記念日です。11月は出荷量が増えて品質もしっかりしている時期であることと、「1・1・8=いいはす=良い蓮」の語呂合わせからこの日が選ばれ、平成24年(2012年)8月に一般社団法人日本記念日協会により記念日に登録されました。
消費拡大の取り組み
徳島県蓮根消費拡大協議会では、徳島県産れんこんの産地を維持・発展させていくため、県内JA、卸売市場、徳島県と協力して消費拡大に取り組んでいます。
シャキシャキ感とホクホク感の両方が魅力の徳島のれんこんは、日常使いだけでなく、「先が見通せる」縁起物として年末年始や節句の祝い膳などにも利用されています。

豆知識
れんこんの今昔
蓮根(れんこん)の原産地は、中国またはインドと言われています。花びらの落ちた後の実の部分が蜂(ハチ)の巣に似ていることから「ハチス」と呼び、それが略されて「ハス」となったそうです。
日本では、江戸時代から観賞用と食用を兼ねて栽培され、食用として本格的に栽培されたのは明治以降のことです。
徳島県では、大正時代に板野郡松茂町・鳴門市大津町で栽培が始まったと言われており、その後、昭和30~40年代に水稲からの転作により普及しました。現在の品種としては、晩生の「備中種」と、早生の「オオジロ」「ロータス」の3種が主流です。
徳島県のれんこんの生産量は、茨城県、佐賀県に続く全国3位となっています(出典:農林水産省「作物統計調査」令和5年産収穫量)。
