農作物病害虫発生予察情報(技術情報第1号、注意報第2号及び予報第11号)
2023年11月01日
JA全農とくしま営農支援課
トピックス
営農支援事業
徳島県病害虫防除所より技術情報、注意報及び予報が更新されましたのでお知らせします。
Ⅰ 技術情報第1号
作 物 名:野菜類(特にブロッコリー、レタス、ほうれんそう)
病害虫名:ハスモンヨトウ
発生地域:県内全域(特に県中央部)
9月第5半旬から10月第3半旬のフェロモントラップ定点調査において、ハスモンヨトウの誘殺数が平年に比べやや多く推移していることから、今後、野菜類で被害の拡大が予想されます。
現地ほ場においては、本虫の発生状況に注意し、適切な防除指導をお願いいたします。
Ⅱ 注意報第2号
作 物 名:冬春トマト・ミニトマト及び冬春なす
病害虫名:コナジラミ類(主にタバココナジラミ)
発生地域:県北部地域
県北部地域の冬春トマト・ミニトマト及び冬春なすを対象に、10月第5、6半旬に巡回調査を行った結果、コナジラミ類の発生が平年に比べて多く、今後も増加が懸念されますので、注意報を発令します。
栽培現地では、発生状況の把握に努めるとともに、適切な防除指導をお願いします。
Ⅲ 予報第11号
▼冬春トマト・冬春ナス
▽コナジラミ類
平年より多い(トマト:中、ナス:多)
【防除上の注意事項】
多発すると防除が困難になるので、初期防除に努める。
▼野菜共通
▽ハスモンヨトウ
平年よりやや多い(少~中)
【防除上の注意事項】
早期発見に務め、若齢幼虫時に防除を行う。
▼アブラナ科野菜共通
▽アブラムシ類
平年よりやや多い(中~多)
【防除上の注意事項】
多発すると防除が困難になるので、初期防除に努める。