農作物病害虫発生予察情報(特殊報第1号、第2号)
徳島県病害虫防除所より予察情報が更新されましたのでお知らせします。
<特殊報第1号>
〇病害虫名:ミナミトゲヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
〇発生作物:温州ミカン(露地栽培)
〇発生地域:小松島市
〇発生概況:令和7年9月、小松島市の露地ミカン園において、これまで県内では確認されていな
いカメムシが多数寄生しているのが確認された。同虫が加害した果実は着色の異常が認められ、ひどい場合は落果しているのが確認された。
〇防除対策:本種の発生が確認された場合、カメムシ類に適用にある薬剤を用いて防除を行う。
<特殊報第2号>
〇病害虫名:チュウゴクアミガサハゴロモ
〇発生作物:果樹全般(カンキツ等)
〇発生地域:県内全域
〇発生概況:
(1) 令和7年9月、神山町の露地スダチでチュウゴクアミガサハゴロモと疑われる成幼虫と産卵痕、小松島市の露地ミカンで同成虫、石井町の徳島県立農林水産総合技術支援センター内に設置している予察灯において同成虫の誘殺を確認した。
(2) 農林水産省神戸植物防疫所に同定を依頼した結果、チュウゴクアミガサハゴロモと判明した。
(3) 本県では2023年に同虫の発生が神山町の公園の樹木で初めて記録されている(外村・大原、2024)。令和7年9月に行った露地ミカンの発生予察巡回調査では、本種の成虫が確認され、これまでに同虫と思われる目撃情報が多数寄せられており、県内広域での発生が疑われる。
(4) 本種は中国原産で国内では、2017年に大阪府で初めて確認され、2025年11月10日現在、本県を含め22都府県でナシ、カンキツ、カキ、ブルーベリー、ブドウ、モモ、スモモ、イチジク等で特殊報が発表されている。
〇防除対策:
(1) 現在、本虫を対象とした登録農薬はない。
(2) 成虫、幼虫は見つけ次第捕殺する。産卵された枝は発生源となるため切除して埋却する等適切に処理を行う。
(3) 本虫は広食性のため、樹木類、花き類にも発生する。寄生を確認した場合には上記のとおり対処する。

