食の安全・安心のための取り組み

レタス

日本名は「ちしゃ」ともいいますが、主な種類としては結球する玉レタス、結球しない葉レタス、半結球の立ちレタス、茎が伸び葉を掻きとって食べる茎レタスの4種類があります。地中海沿岸が原産のレタスは、古代エジプト時代にはすでに、食べられていました。現在のような丸い玉のようになるレタスは、16世紀にヨーロッパでつくられ、日本には明治時代になってアメリカから入ってきました。レタスは春菊などと同じキク科なので苦味を感じるものもあります。葉がふんわりと巻いて重過ぎないのがいいレタスです。育ちすぎたものは、ずっしりと重みがあって巻きがきついから形はきれいだけれど苦味が出てきてしまいます。

・レタス類に含まれるビタミンEは熱に強く、ビタミンAの吸収を助けます。また体内で脂肪の酸化を防ぎますので、血液の循環を良くし肝臓や心臓の働きを正常にします。
・レタス茎を切った時、切り口からにじみ出る乳状の汁はサポニン様物質で苦味がありますが食欲を増進し肝臓や腎臓の機能を高めます。また睡眠促進物質を含み睡眠症や神経過敏症の方にお勧めしたい野菜です。さらに鉄分などミネラルをも含み、貧血の予防に効果的です。ですから、味噌汁の具にレタスを常食すると、気が落ち着き、貧血を防ぎながら、若さを保てます。

・玉レタスは栄養成分が多いというわけではありませんが、調理しなくても簡単に美味しく食べられる、加熱して食べても美味しいので沢山食べられる、などのメリットがあります。
※フレッシュサラダに欠かせないレタス類。生でサラダにする以外に、炒め物、スープ、味噌汁歯切れの良さとさわやかな風味は、洋風料理には欠かせません。