食の安全・安心のための取り組み

オクラ

オクラは高さ1m~2mのアオイ科の熱帯性植物。朝早くハイビスカスに似たクリーム色の花を咲かせますが、 午前中のうちにしぼんでしまいます。その後にできる実(さや)を若いうちに摘んだものがオクラです。 旬は5月から10月。夏の野菜です。
オクラは歴史の古い野菜で、その原産地はアフリカの北東部、エジプトでは紀元前2世紀からすでに栽培されていたと言われています。日本に始めて渡来したのは江戸時代の末期ごろですが、ヌメっとした青くさい食感が日本人には好まれなかったようです。本格的に普及しはじめたのは1960年代ですが、「ぬめり」があるため好き嫌いがハッキリと別れるようです。

「ぬめり」にはペクチンなどの食物繊維が含まれていて、整腸作用やコレステロールを減らす作用があると言われています。また、ペクチンは血糖値の急上昇を抑える効果もあり、糖尿病の予防にも役立ちます。そのほかオクラは栄養価の高い野菜で、カルシウム、鉄、カロチン(ビタミンA)、ビタミンCなども含まれていて、夏ばて解消にはもってこいの野菜と言えるでしょう。


料理は、天ぷらがお勧めです。オクラの味が凝縮されます。また、そのまま輪切りにし、かつおぶしを上からまぶし、醤油を少々、とても美味しく夏の味です。

取り組み産地一覧

JA グループ名
いちかわ