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水稲生産者の皆様へ 「全農千葉県本部の米穀情勢&営農情報No.3」

2018年06月08日
新着

1.平成30年産米穀の出荷契約について
平成30年度から、国による生産数量目標の配分・米の直接支払交付金の廃止など、コメを取り巻く環境は急速に変化しています。
ここ数年、全国的には過剰作付けの解消により、米価は上昇傾向にありますが、需給の安定のためには昨年まで飼料用米等を作付けしていた方々の継続した取組だけでなく、これまで取り組んでいなかった方々の新たな取組が必要です。米価を維持するために飼料用米等に取り組みましょう。
JAグループ千葉では、生産者手取りの最大化を図ってまいりますので、出荷可能数量全量をJAへ出荷契約されますようお願い致します。

2.水稲の生育状況と今後の管理について
育苗期は高温が続き、苗は平年よりも葉齢が進み、やや徒長傾向にありました。
4月植えのイネは天候に恵まれ生育は順調に進んでますが、5月植えは5月上旬の低温と強風により、一時的な生育停滞があり、平年並みとなっています。したがって、今年度の本田管理は植付けた時期により、中干しの開始時期に注意が必要です。
 中干し管理は、過剰分げつを抑え、適正な茎数管理を行うとともに根の活性を高め、登熟向上や倒伏防止に繋がる大切な管理作業です。ほ場ごとに茎数を確保し、中干しを実施しましょう。

≪品種別の中干し開始時期の目安≫

品種

植付時期

中干し開始目標茎数

砂質

壌質

粘質

ふさおとめ

4月20日

480本/㎡
(27本/株)

480本/㎡
(27本/株)

440本/㎡
(24本/株)

ふさこがね

4月20日

360本/㎡
(20本/株)

360本/㎡
(20本/株)

360本/㎡
(20本/株)

コシヒカリ

4月20日

320本/㎡
(18本/株)

310本/㎡
(17本/株)

300本/㎡
(16本/株)

5月 1日

※千葉県「水稲の生育状況と当面の対策」より

~ 良品質米・収量向上は、基本管理の励行から! ~