ギリシャ語で「美」という意味を持つ「カロス」から名付けられた「カラー」は、丹精で気品漂う形から、ウエディングブーケなどとして好まれています。

君津市は全国でも有数のカラーの産地で、ＪＡきみつでは年間約１７０万本を出荷しています。
カラーには湿地性・畑地性の２種類がありますが、ＪＡきみつでは湿地性の白いカラーをメインに栽培しており、主な品種として「ウェディングマーチ」、「アクアホワイト」、そして2021年にデビューした「ブリリアント・ベル」が挙げられます。

また、君津市は、平成の名水百選に県内で唯一選出されていることでも有名です。君津市のカラーの圃場には湧き水が１年中かけ流しにされており、「湧き水の水温は１年を通して１５℃前後で安定していて、冬場は暖房、夏場は冷房のかわりになります。基本的には冷暖房を使わず、水温と太陽光で暖めて花を咲かせるため、とてもエコです」と、ＪＡきみつ管内のカラー生産者・池田喜幸さんはその魅力を語ります。

番組内では、お天気担当である坂井美萌々さんが、池田さんのフォローのもとカラーの摘み取りと生け花体験をしました。商品に傷をつけないように細心の注意をはらいながらの力作業に、坂井さんは奮闘。池田さんの「最盛期になると１日1000本を手作業で収穫して、１本ずつ選別します」とのお話に、とても驚いた様子でした。