Fertilizers Research Section肥料研究室

施肥コストの抑制や肥料・原料の安定供給のための試験研究・開発・調査に取組んでいます。

新しい肥料や効率的な施肥方法の開発

効率的な施肥方法や環境に配慮した資材の開発・評価を進めています。特に、被覆肥料のプラスチック殻問題への対応として、新たな施肥技術や環境への負荷が少ない肥料の開発・普及を推進しています。
また、堆肥や鶏糞燃焼灰、再生リンなど国内資源の有効活用につながる技術評価に加え、盛夏の高温乾燥など近年の異常気象に対応する新規資材の探索・評価にも積極的に取り組み、環境と調和した農業の実現を支えています。

施肥コストの低減
施肥コストの低減

肥料や原料の安定供給と品質確保を支援

近年、国際的な肥料需要の増加や各国での輸出規制により、肥料を取り巻く環境は大きく変化しています。このため、海外から輸入する肥料や原料の品質評価の重要性はこれまで以上に高まっています。当室では、最新の分析装置や技術を活用し、新たに調達する肥料・原料の品質や実用性を評価するとともに、国内外メーカーとの協力を通じて品質改善にも取り組んでいます。こうした取り組みにより、生産者が安心して使用できる資材を安定的に供給できるよう支えています。

肥料・原料の安定供給と新しい肥料・技術の開発

土壌診断に基づく適正施肥の推進

JA グループ全体の土壌診断体制の強化にも力を入れています。広域土壌分析センターの運営支援のほか、迅速かつ簡便な土壌分析手法や施肥処方システムの開発・普及を通じて、土づくりや適正施肥による良質な農産物の安定生産、施肥コストの削減を推進しています。

近年では、土壌診断結果をより効果的に活用するため、データベース化やマップ化などスマート農業技術を取り入れた土壌・施肥管理の高度化も進めています。これにより、現場で効率的かつ実用的な施肥改善の提案が可能となる仕組みづくりを支援しています。

品質や肥効の確認試験

JAグループの技術力向上

JAグループの健康な土づくりと適正施肥の推進を担う人材の育成を目的に、「施肥診断技術者養成講習会」を開催しています。これまでに約1万人の施肥診断技術者を輩出してきました。本講習会には年間約200名が参加し、肥料や土壌診断に関する基礎知識を1週間で体系的に習得します。

さらに、研究・調査により得られた最新の知見については、学会発表や研修会などを通じて発信し、生産者およびJAの現場で活用いただいています。

JAグループの技術力アップ