食の安全・安心のための取り組み

びわ

 学名にヤポニカとあるため日本が原産地と思われますが中国の揚子江沿岸を原産地とするのが定説です。揚子江をくだりながら海流にのって日本に流れ着き、関東から西(埼玉県を北限)に自生したのが始まりだと推定されています。明治の中頃までは小粒の在来種でしたが、明治12年に大粒の田中種が誕生したのち、現在のびわはほとんどが品種改良されたびわとなっています。
 千葉県のびわは産出額で全国第2位。収穫時期はハウス物で4月下旬から5月、露地物で5月下旬から6月いっぱいくらいです。

 初夏を告げる旬のある果実です。まずは皮をむいて生食で召し上がってください。びわに多く含まれるカロテンは、粘膜や皮膚を丈夫にし、かぜの予防に役立ちます。カリウムやビタミンB群、Cを含みます。
  ①角ばらず、左右対称でふっくらしているもの、②あまり大きくないもの(Lまたは2L)、③うぶげが密生しているもの、④軸がしっかりしているもの、⑤果実全体が特有のオレンジ色に着色していて、色が濃いものが美味しいびわの選び方です。
 びわは日持ちが悪いので、食べたい時に買って、すぐに食べましょう。余った場合でも、短期間の冷蔵保存にとどめます。

取り組み産地一覧

JA グループ名
安房