福島県優良繭生産推進協議会は、１月２８日（木）に福島市のJA福島ビルで「平成27年度養蚕振興セミナー」を開催し、県内養蚕農家、県、JA、関係者ら60名が参加しました。

　福島県の養蚕業は、富岡製糸場がある群馬県に次いで生産量全国第２位を誇っており、高品質な繭づくりと純国産絹製品ブランドの確立に向け取組を進めてきました。しかしながら年々養蚕農家は高齢化が進み、生産量は減少傾向にあります。

このセミナーは、こうした県内養蚕業の情勢に対して、生産基盤の維持や活性化、繭の品質向上、担い手の育成など理解を深めるために毎年行われています。

　開催にあたり、同協議会の半澤正志会長は「県内の養蚕事業については、年々減少し厳しい状況になっているが、昨年新たに「後継者対策としての新規就農者助成事業」等が加わった。今後も提携グループ関係者と連携を図り、取り組んでいく」と挨拶しました。一般社団法人大日本蚕糸会・絹業提携支援センターの安藤俊幸常務理事からは、最近の養蚕の現状と国産繭安定確保のための対策について説明が行われ、参加者は熱心に聞き入っていました。

また、養蚕優良団体と生産者の表彰式も行われ、団体賞にはJAたむら養蚕専門部会が選ばれ、賞状や記念品が贈られました。

各受賞者は次のとおりです。おめでとうございます！！

【団体賞】

JAたむら養蚕専門部会

【個人賞】

JA新ふくしま　　阿部弘男

JA伊達みらい　　幕田義男

JAみちのく安達　三瓶利元

JA郡山市　　　　猪腰力治

JAたむら　　　　宗像亀一郎