10月4日（火）晴天のなか、会津地方JA青年連盟北地区は、JA会津よつばいいで地区やJA全農の支援のもと、熱塩加納町加納小学校にて「田んぼの生きもの調査」を行いました。

この生きもの調査は、多様な生物が生息する「田んぼ」の環境の豊かさと重要性を子供たちに知ってもらい、これをきっかけに農業に関心をもってもらおうという取り組みです。今回は小学校5・6年生28名が参加しました。

株式会社全農ビジネスサポートの中川護講師から「春の田植え後に行った調査に続いて、今回は２回目となります。水のない田んぼにはどんな生きものがいるか、頑張って探してみましょう」と指導を受け、虫かごと網を手にした生徒たちは一斉に田んぼへと入りました。春の田植えから苦労して育ててきた立派な稲をかき分け、生徒たちは熱心に生きものを探していました。30分ほどかけてコガネイナゴ、アキアカネ、トノサマバッタ、コオロギなど様々な田んぼの生きものを捕まえることができました。

中川講師からは「生きものが何もいないように見えますが、たくさんの生きものがいましたね。特に、イナゴは減っている地域が多いですが、みなさんの田んぼにはたくさんいました。無農薬で丁寧に手入れをしてきたおかげかもしれません。さまざまな影響によって、住んでいる生きものが変わることを知っておいてください」と講評がありました。

参加した生徒は、「いろいろな生きものを探すのがとても楽しかった」と感想を話してくれました。

その後、生徒たちは稲刈りも実施しました。校長先生を始めとする先生方や、地域の大人の方々に手伝ってもらいながら、鎌を持って一束ずつ刈り取りを行いました。収穫したもち米は、穂を乾燥させ、脱穀までを生徒たちが行い、餅つきをするそうです。苦労して収穫したお餅の味が今から楽しみですね。