初開催!業務用需要向け多収品種等 契約栽培米セミナー
JA全農福島米穀部は、8月20日(月)に、郡山市の郡山ビューホテルアネックスにて、生産者向けの「業務用需要向け多収品種等 契約栽培米セミナー」を開催しました。福島県内の米生産者、県内JA役職員、指導機関(県・中央会・米改良協会)など146人が参集しました。
このセミナーは、30年産米から国による生産目標数量配分が廃止され、自主的な生産調整に移行することから、需給の継続的な安定の実現のため、情報の共有化、生産技術の啓蒙、習得・有利販売の実現に取り組むべく、初めて開催されました。
開会に先立ち、猪股孝二県本部長から「今回は業務用の多収品種栽培に向けたセミナーとなります。多収性の稲作をおこない、安定的に販売することが、これからの米作りの一つの手掛かりとなるのではないかと思います。本日は生産・流通面の双方のお話を聞いて、今後の稲作経営や販売のヒントに繋がればと思います。」と挨拶がありました。
セミナーでは、米の流通・販売の現状から、多収性品種の紹介、JA全農ちば・JA新潟みらいなどの先進地事例の発表、天のつぶでの多収栽培とそれに向けた施肥管理などが紹介され、参加者は熱心に聞き入っていました。
また、会場にはJA全農福島生産資材部が、JA共同購入トラクタや肥料農薬の相談ブースを設け、来場した生産者へ紹介やPRを行いました。
【講演内容】
①業務用需要向け契約栽培の取組状況について
(JA全農本所 米穀部東日本販売事業所課長 藤田修一氏)
②業務用向け多収品種の普及に向けた取組み
(JA全農本所 耕種総合対策部飼料用米対策課長 遠藤雄士氏)
③先進取組事例発表
(JA全農ちば 米穀部次長 櫻井剛志氏)
(JA新潟みらい 営農経済部農政米穀課集荷販売推進担当 涌井和孝氏)
④福島県オリジナル品種(天のつぶ等)での多収栽培について
(福島県農業総合センター 作物園芸部稲作科長 吉田直史氏)
⑤多収米栽培に向けた施肥管理について
(JA全農福島 生産資材部肥料農薬課技術主管 武田宗吾氏)
たくさんの方にご参加いただきました