お知らせ

菌床しいたけイノベーションセンター竣工式

2018年11月02日

JA全農福島は、10月31日(水)に郡山市(日和田)で、菌床しいたけイノベーションセンター竣工式を行いました。

菌床しいたけイノベーションセンターは、実践型・実証施設として菌床しいたけの栽培を技術面でサポートする施設で、旧精米工場の施設を再利用して建設されました。

《菌床しいたけイノベーションセンター設立の目的》

①高品質・高収量栽培技術を確立するための実証、ならびに生産者への技術の普及

②生産者の省力化を目的とした菌床製造と供給

③栽培実習の受け入れ

④簡易空調ハウスの賃貸事業

竣工式にはJAグループ関係者を含め約40人が参加しました。JA全農福島運営委員会の大橋信夫会長からは、「福島県産菌床しいたけの生産量の減少、大規模な菌床栽培施設の増加といった環境に対応するためにも、高品質・高収量の栽培技術の確立と、生産者への技術の普及が喫緊の課題でした。厳しい自然環境にも耐えうる施設を用いて、安定的な菌床しいたけの供給につなげて参ります。」と挨拶がありました。

菌床しいたけイノベーションセンターでは、年間で43万菌床、生しいたけ160tの生産が可能です。機械化・自動化を取り入れ、培地の製造から接種・培養による菌床出荷に対応しています。また、このほか、福島県内7ヶ所のしいたけ生産農家に簡易空調ハウス(全7棟)を建設し、貸し出しています。

JA全農福島の猪股孝二本部長は、「夏場のしいたけ生産がどうしても落ち込んでしまうため、通年販売できる福島県産しいたけの確立を目的とし、施設の貸出という事業に取り組むこととしました。高齢化や人手不足で、菌床生産農家も減少しています。この施設で菌床を製造することで生産農家の省力化にもなり、また研修施設としての機能から、後継者が取り組みやすくなることで、落ち込んだ生産基盤の底上げも期待しています。一年を通じて福島県産しいたけがスーパーに並ぶことで、安定した販売と価格の向上を目指しています」と話がありました。

竣工式テープカットの様子の内容を表示

竣工式テープカットの様子

施設見学の様子の内容を表示
施設見学の様子
しいたけの菌床がたくさん!!の内容を表示
しいたけの菌床がたくさん!!
施設のなかにはハウスが4棟ありますの内容を表示
施設のなかにはハウスが4棟あります
神事式も無事に行われましたの内容を表示
神事式も無事に行われました