バケツ稲観察日記
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バケツ稲観察日記

平成29年9月15日(金):植えつけ124日目

9月24日の「おむすびレンジャー収穫祭」に向けて、本日稲刈りを行いました。
124日目

稲刈り前のバケツ稲・・・よく育ってくれました

稲刈り カマキリ

鎌のほかはさみやカッターで刈り取り     カマキリも見守る中順調に刈ります   

植えつけてから約4か月間、「草丈の伸びが遅いのでは?」「実が詰まってないのでは?」と不安になりつつ、それでもバケツ稲の成長を信じて
見守ってきました。雑草や害虫、鳥などの天敵に襲われていないかチェックし、時にはすずめに稲をついばまれて落ち込むこともありましたが、無事収穫を迎えられて本当にうれしいです。

収穫した稲は「おだかけ」をして乾燥させます。週末は台風など天候が不安定なので、今回は事務所の玄関におだを組みました。収穫した米は水分を多く含み、水分量が多いと劣化しやすくなるため、乾燥させます。(乾燥のさせすぎにも注意!)
おだかけ

もはや事務所ではこの時期の風物詩?おだかけ中!

いよいよ週末は収穫祭!収穫が終わったら完了ではありません。実際に刈り取ってから食卓にお米が届くまでどんな作業が必要なのか、皆さんと一緒に体験していきます!

(H29.9.20更新)

バケツ稲観察日記

平成29年9月13日(水):植えつけ122日目

「おむすびレンジャー収穫祭」まであと10日あまりとなりました。先週末より、バケツ稲の水を抜いて稲刈りの準備をはじめています。
田んぼでは出穂からおおよそ30日~40日後、収穫の10日前頃に、田んぼから水を抜いて田んぼを乾かします。これを「落水」と言います。
「落水」することで稲の登熟を完了させます。
122日目
 今年は出穂からこれまで比較的涼しい日々が続いていたので、米粒がちゃんと実っているかが心配でした。今日の観察で稲穂をじっくり点検し、何粒か米粒をはずしてもみをむいてみたところ、きちんと実がつまっていたので一安心しました。

 さて、週の後半には稲刈りを行う予定です。昨年の日記を見返すと収穫直前にスズメの被害にあっていたので今年は繰り返さないように気をつけます!

(H29.9.14更新)

バケツ稲観察日記

平成29年9月8日(金):植えつけ117日目

植え付けてから約4か月となりました。このところ毎日涼しく晴れの日は少ないのですが、バケツ稲は収穫に向けて穂を垂らしています。
114日目 稲穂
「今年はトンボやイナゴなどたくさんの生きものが訪れたけれども害虫の被害はなかったな」と振り返っていたら、その直後、葉を住処にしている害虫を発見しました。
虫
ここまできて害虫が発生したことがショックでしたが、最後までおむすびレンジャーとしての役目を全うしようとすぐに駆除しました。最後まで気が抜けません!ほかのバケツもくまなく点検しました。改めて「収穫まで頑張ろう」と決意を新たにしました。


(H29.9.11更新)

バケツ稲観察日記

平成29年8月25日(金):植えつけ103日目

植え付けてから100日が経過しました。
103日目
草丈の伸びが遅い、鳥に穂を狙われるなど不安なことはたくさんありましたが、収穫まであともう一息です。
作業を始めた途端に汗がでるような暑さのもと、バケツ稲はどんどん穂を実らせています。
イナゴ
以前はカマキリやトンボがバケツ稲に訪れていましたが、今回はイナゴを発見しました。
すばやく動きまわるイナゴに翻弄され、写真の撮影にひと苦労しましたが、なんとか撮影成功!?
収穫までまだ気を抜けませんが、このような出会いはバケツ稲を育てなければなかったものなので、楽しみながら収穫を迎えたいと思います!


(H29.8.30更新)

バケツ稲観察日記

平成29年8月14日(月):植えつけ92日目

週明け、水を補充しなければとじょうろをもってバケツ稲に近づくと、まださほどふくらんでいない穂の米粒が数十粒地面に散らばっているのを発見しました。
前回観察時、スズメなど鳥に注意しなければと考えていた矢先、早速鳥にバケツ稲を荒らされてしまいました。
鳥害

鳥についばまれた稲穂

小雨が止むのを待って、バケツ稲に鳥よけネットを設置しました。上空からの対策に加え、地面側からバケツ稲に鳥が入り込む可能性があるので、下や脇から入り込めないようにセッティングしました。
密集させたことで、茎も折れないよう強風対策も兼ねています。
ネット

これ以上被害が拡大しませんように!

前回の観察時にセッティングするべきだったと反省していますが、今は収穫に向けてこれ以上稲穂を減らさないよう心掛けていきます。収穫まで約1か月となってきました。あと少しなので、一緒に育てているおむすびレンジャーの皆さん、一緒にがんばりましょう!

(H29.8.17更新)

バケツ稲観察日記

平成29年8月10日(木):植えつけ88日目

バケツ稲を育て始め約3か月となりました。
前回、出穂し花が咲いているというお話をしましたが、その後も続々と花を咲かせています。
高さ
じっくりと時間をかけてバケツ稲を見ていたら、バケツ稲への訪問者を発見しました。
カマキリ トンボ
カマキリとトンボです。アリも稲苗を行き来しています。今年はこれまで生きものと出会うことはあまりなかったのですが、稲の実りとともに出会うことができました。
これから稲穂の一つひとつの米粒がふくらんできます。スズメなどの招かれざる訪問者も増えてきそうなので、十分に注意していきます。

また台風の影響などで天候が不安定な日が続きました。バケツ稲を観察していると、風などで葉が少しすれてしまって変色しているものがありました。日照が不足気味なことや気温の高低が大きいこともあり、病気が入りやすくなっており、注意が必要です。

(H29.8.17更新)

バケツ稲観察日記

平成29年8月3日(木):植えつけ81日目

茨城町はこのところ比較的涼しい日が続いていますが、根をしっかりと張ったバケツ稲は水をどんどん吸収しています。
植え付け時は私の指の長さほどだった稲苗はこんなに大きく育っています。
高さ
7月24日はバケツ稲の中間点検会を開催しましたが、そのときには稲の花が咲きました!私がバケツ稲と出会って数年、中間点検会時に花が咲いたのは初めてだったので、生長の早さに驚きました。
雑草
前回の日記でもお伝えしましたが、今回の中間点検では、「中干し」について説明しました。
中干しとは、稲を育てている途中に、いったん田んぼの水をぬいて土の面を乾かすことです。中干しにより、余分な茎数の増加を抑える、土にたまっているガスを抜き、稲苗が空気中の酸素を土の中に取り入れやすくなるなどの効果が得られ、より丈夫な稲となります。  
実際の田んぼでは一定期間行いますが、バケツ稲は土の量が多くないので、1~2日乾かしました。やりすぎると枯れてしまうので、よく注意しながら行います。

穂が出てきて、これから稲穂が育っていきます。この期間には十分な水がバケツ稲に行きわたることが重要なので、水を切らさないよう注意していきます。

(H29.8.4更新)

バケツ稲観察日記

平成29年7月19日(水):植えつけ66日目

先週末からの3連休は晴天の日が続きました。気温も高く、バケツ稲の生長が気になるところです。
高さ
この数週間、観察をするたびに稲苗の草丈が伸びていることを実感します。
今日の計測時には、基準苗は82cm、一番伸びている苗が95cmに達しました。基準苗は前回よりも10cm伸びました。
茎数は増えませんが、上へ上へと生長しています!
雑草
水面を見ると、雑草が生えていました。バケツ稲の栄養を横取りするものなので駆除します。
実際の田んぼでは、雑草の発生を防ぐため、除草剤を散布することもあります。

さて、今週の日曜日(23日)は、いよいよおむすびレンジャーの中間点検です!
先週の観察日記に記しましたが、21日(金)にバケツの水を抜いて、当日は茨城町までお越しください。
これは「中干し」という田んぼでの作業をバケツ稲でもやろうという試みです。
詳しくは当日と次回のバケツ稲観察日記にて!

日曜日に参加される皆さんにお会いできることを心待ちにしています!

(H29.7.20更新)

バケツ稲観察日記

平成29年7月13日(木):植えつけ60日目

稲苗を植え付けてから2か月となりました。今週は毎日暑い日が続いていますが、バケツ稲はどう変化しているでしょうか。
高さ
風にたなびくバケツ稲の葉
基準にしている稲苗は、73cmまで伸びました。前回よりも13cmも伸び、すくすくと生長しています!
ほかのバケツでは、84cmになるものもあります。
写真では分かりづらいのですが、葉の色が以前観察したときよりも濃くなりました。

60日目
左から3番目のバケツが基準にしている稲です
7月23日(日)は、おむすびレンジャー中間点検の集いです。
あと10日ほどになりました。田植えで皆さんにお会いした際にお伝えしましたが、7月21日(金)にバケツから水を抜き、当日お集まりください。
皆さんの苗はどのように育っていますか?当日お会いしてお話することを楽しみにしています!


(H29.7.14更新)

バケツ稲観察日記

平成29年7月5日(水):植えつけ52日目

今週は台風で天気が荒れ、バケツ稲は無事か心配でした。雨があがり確認に行くと、風雨の影響を感じさせない様子に安心しました。
52日目
先週と比べてみても一目で、「背が伸びた!」と感じられる生長ぶりです。
観察用に基準にしているバケツ稲を計測してみると60cmで、先日より9cm伸びていました。
ほかのバケツでは70cmにもなりそうなものもあります。
高さ
バッタのすがたも発見しました。
写真を撮ろうとカメラを準備している間に逃げられてしまいましたが、バケツ稲に生き物が集まっていることを実感できました。
これからの時期、いろいろな虫たちに葉や茎を食べられたりしないよう、しっかりとチェックしていきます。

(H29.7.7更新)

バケツ稲観察日記

平成29年6月28日(水):植えつけ45日目

6月も終盤、じめじめとした毎日が続いています。晴天の日は気温が高いため、バケツ稲の水の減りも早いので、油断大敵、水管理には注意が必要です。
45日目
稲苗の高さを計測すると51cmでした。先週に比べると葉が少し枯れているものがありますが、根元に枯れはなく、分げつも進んでいるので、引き続き毎日変化を見逃さないようにしながら管理していきます。
高さ
また並んでいるバケツ稲を見ると、多少稲苗の高さに差があります。
一番のびている稲苗は57cmでした。
生長の速度に個体差はありますが、それぞれ順調に秋の収穫を迎えることを祈りつつ、できることを頑張ります。
またバケツ稲に小さな虫などが訪れるようになったので、こちらも今後観察していきます。

(H29.6.30更新)

バケツ稲観察日記

平成29年6月20日(火):植えつけ37日目

強い陽射しと降雨を繰り返す毎日で、人間も体調を崩しがちな時期ですが、バケツ稲はどうでしょうか?
37日目
分げつは続き、観察するたびに高さも伸び、順調に生長しています。
今週から稲苗の高さを計測することとしました。観察日は42cmでした。
昨年の観察日記を見てみると、植えつけ37日目は55cmと、今年よりも11cmほど草丈が高かったようです。
高さ

これから稲苗の高さを計測していきます!

昨年は約120日で収穫しており、同程度の期間で今年も収穫すると考えると、まだ全体の3分の1の日数が経過したのみです。
生長の違いに、少し不安になりつつも、これからどこまで生長していくのか楽しみに、観察を続けていきます。

(H29.6.23更新)

バケツ稲観察日記

平成29年6月12日(月):植えつけ29日目

植え付けし、もうすぐ1か月。分げつも観察するたびに進んでいます。
多少差はありますが、一株当たりの根元の茎数はおおよそ15本程度となりました。
植付け時は茎3本ほどを一株にしていたので、だいぶ増えました。
29日目     

ぐんぐん草丈が伸びています

草丈も伸びていますが、土中では根も順調に張っているようです。
根
植え付け時、すぐちぎれてしまいそうに細かった根は、上記写真で見られるように太くなり、しっかりと土面に張りついています。
分げつ期は、葉が伸びるように、根も土面の下へと伸びていきます。
根の生長を目にすることができないのは残念ですが、根は必要な水分や養分を吸い、稲苗に送り込むという大切な役割を担っているので、しっかりと水分を絶やさないよう注意していきます。
29日目全景     

分げつ期は日光と水分をしっかりと吸収することが稲の生長に大切です!


(H29.6.13更新)

バケツ稲観察日記

平成29年6月5日(月):植えつけ22日目

週末は好天で、バケツ稲にも陽射しが降り注ぎました。
葉は伸び、枚数も増え、また植え付け時には、風が吹くと頼りなく揺れていた茎も太くなり、茎数も少しずつ増えてきました。
22日目     

茎は伸び、同時に茎も根元から増えています

さて、今年も観察に当たって、肥料を与えずに育てるバケツ稲が1つあります。
緑の泡
上の画像のように、水面に緑色の泡のようなものが、一面に浮いているバケツが多いのですが、施肥していないものは明らかに浮いている泡の量が少なく、水面はやや透明です。
今のところ、稲苗には施肥したものと大きな違いはないのですが、これからそれぞれどのように変化していくのか楽しみです。
(H29.6.6更新)

バケツ稲観察日記

平成29年5月29日(月):植えつけ15日目

稲苗を植え付けてから半月経ちました。植付け時は、バケツからちょこんと姿をのぞかせている程度だった草丈は、離れたところからでもしっかりとわかるほどに成長しています。
伸び     
また先週の日記で、「稲のボリュームが増している」と記しましたが、今週もさらに株が大きくなっています。
樹木などは幹から枝を増やして成長していきますが、稲は根元から次々と茎を伸ばし育っていきます。
これを「分げつ」といいます。稲苗の分げつは、植付け後20日~40日ごろにかけ最も盛んに行われます。

伸び

これからどんな姿を見せてくれるのか楽しみです!

分げつの期間中は、稲苗はたくさん水が必要です。「陽ざしが強い日が続いているから水かさの減りが早いのかな?」と思いがちですが、稲が水をたくさん吸っているのも水の減りが早い理由です。
水を切らさず、常に5cmほどの深さを保てるよう努めていきます。

(H29.5.30更新)

バケツ稲観察日記

平成29年5月22日(月):植えつけ8日目

植えつけてから約10日が経ちました。植えつけた日は肌寒いくらいの天気でしたが、この数日は暖かい・・・というよりは暑い日が続きました。
気候の変化が激しかったので、稲苗の生長を心配していましたが、稲の草丈は順調に伸びています。
また草丈だけではなく、よく見ると茎から新しい葉が出て、稲のボリュームも少しずつ増しています。
苗9日目      分げつ

      9日目のバケツ稲。          茎から新たな葉が出てきました

先週は頼りなく、強い風が吹けば抜けてしまいそうだった稲苗も、今は軽く引っ張っても抜けず、きちんと根は田んぼに張ってくれているようです。根の張りが確認できたので、バケツ稲に張る水の量も少し増やしました。
稲苗を見てみると、葉が茶色く変色しているものもいくつかありますが、新たな葉はどんどん出てきますので、枯れたと思って抜かず、しっかりと見守ってあげましょう!

(H29.5.24更新)

バケツ稲観察日記

平成29年5月16日(火):植えつけ2日目

5月14日、いばらきコープと共催で開催した「おむすびレンジャー」にて、参加したお子さんたちと一緒にバケツに稲を植え付けました。
今年も秋の収穫まで毎週、「バケツ稲観察日記」にて生育状況をレポートします!

2日目
昨年のバケツ稲観察日記でも触れましたが、植えつけ直後は「水を絶やさないこと」が大切です。
植えつけた直後は根が土に張り切っていないので、水を入れすぎると稲苗が抜けてしまうことがあります。抜けないように注意しながら、毎日水を足していきます。
苗2日目      アリ

苗3~5本を一株にして植えつけました  さっそくアリが様子を見に訪れました

5月は気温差が激しい日々が続き、ちょっぴり心配ですが、収穫までしっかりと見守っていきます。

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