JA全農京都

米穀課

京都米はお米として全国で初めて「地域団体商標」を 取得しました。
生産面では、需要に基づく生産を促進するために買取集荷方式へ移行し、事前契約を基本とした 契約栽培による安定取引の拡大を行い、生産者の皆さんが 安心してお米を作り続けていただけるよう努めています。
販売面では、地元の学校給食や地域生協、スーパー、米 穀店等と連携し産地交 流会・PR活動等を通じ消費拡大に取り組んでいます。また、府内 酒造メーカーと連携し 「京の米で京の酒を」を キャッチフレーズにきき酒販売会等を開催し、 京都府オリジナル品種 「祝」「京の輝き」の生 産振興とそれらを原料 とする日本酒の消費喚起を行っています。

園芸課

京の伝統野菜をはじめとする京野菜ブランドの確立や、首都圏・近畿圏における「ほんまもん京野菜取扱店」(令和2年9月現在:首都圏24店 舗、近畿店24店舗)を中心とした大消費地での販売拡大、関係機関と連携した地産地消の推進や消費拡大などを進めています。

また、卸売市場や学校給食、生協・量販店はもとより、京つけものやカット野菜などの加工・業務用向け生産対 応など、多様な販売チャネルへの販売力強化を通じて、安定した販売価格が確保できるよう努めています。さらに、安全・安心で新鮮な青果物を消費者にお届けするために、産地における栽培履歴の記帳に取り組んでいます。

茶業市場課

京都府内で生産される宇治茶は、年間約 3,000t(荒茶)と全国の3%程度の生産量ですが、その中でも抹茶 の原料となる碾茶は全国1位の生産量を誇っています。 (農林水産省「作物統計 2019」による。)
昭和49年より本格的に市場販売に取り組み、平成13年には「荒茶販売システム」を導入し、入札から開票・ データ管理に至るすべてを電算化しました。
また、平成 15 年からは「茶生産履歴管理システム」、平成 27 年からは「宇治茶GAP」を導入し、さらに安全 で安心な宇治茶生産の定着化を進めています。
このような取り組みが認められ、京都府内で生産される荒茶の60%が当市場で取引されています。今後も宇治茶の販売力強化と取扱シェアの拡大に努めます。

畜産酪農課

酪農事業

京都産生乳の安全・安心のPR活動と牛乳の消費拡大運動を実施し、地産地消することにより、生乳取引価格の安定化と経営安定をサポートしています。

畜産事業

京都産和牛子牛の改良をはかるため優良メス牛の導入 対策と優良受精卵により、子牛生産基盤の維持を行っています。
畜産販売事業では京都生まれ、京都育ち肉牛の販売対 策を行い「京の肉」のブランド化による高値取引を実現しています。「京の肉」の価値が高まり府内子牛価格を安定させることで、畜産農家の経営安定につなげています。

販売企画課

リテール事業(飲食店やカフェ、農産物直売所、ECサイト)の運営や、本会事業の情報発信を通じ、京都府産農畜産物の消費拡大と生産振興に関わる取組みを行っています。
「京産京消」をコンセプトとして旬の京野菜・京の肉・京都米・京都の地酒などの京都府産農畜産物の食材を味わっていただける「みのるダイニング」、宇治茶や四季折々の季節の国産果実をSNS映えするメニューでお楽しみいただける「みのりカフェ」、地域振興と食品の安全・安心のPRのための店舗として、京丹後地方の生産者の方が真心込めて作った農作物や地元の特産品を販売している農産物直売所「丹後野菜館きちゃり~な」、近年急速に発展するEC分野で気軽に京都府産農畜産物を購入できる「JAタウンJA全農京都ショップ」を運営しております。
また、SNSでの発信やプレゼント企画、商談会やマルシェの開催などを行い京都府産農畜産物のPRを行っております。

広域物流課

広域物流の目的は、物流コストの削減による組合員へのメリット還元、安全、安心で正確な配送管理を行ない、物流品質の高度化をはかることです。
広域物流実施JAの拡大を積極的に進め、JAと一体となり取り組む物流業務「府域物流体制」の構築を進めています。

肥料農薬課

生産資材コスト低減の取り組みとして、肥料銘柄集約による低コスト肥料の提案、安価なジェネリック農薬の普及拡大に取り組んでいます。
肥料の農家満車直送、農薬の超 大型規格による農家直送など、担い手農家向けコスト低減策の提案 に取り組んでいます。また、環境にやさしい施肥防除技 術・省力技術の普及対策として、施肥防除合理化展示圃場を設置し、省力化肥料(被覆肥料等)や水稲除 草剤等の効果確認を行っています。

農機資材課

農業機械事業

生産者の声を反映し、営農規模に合った馬力と機能を絞った低コストトラクタ「共同購入トラクター」を中心に、ニーズに合わせた農機具の提案を行っています。また特殊農機を中心にレンタル農機の取り組みも進めています。ドローンの有効活用について、生産者とともに施肥・ 防除やセンシング技術の実証に取り組む等、未来農業への可能性に挑戦しています。

資材事業

野菜出荷防曇袋「おいらは防曇袋五郎」をはじめとする価格で負けない商品の推進や、強度を上げながらも価格を抑えたパイプハウスの普及を進めています。また生分解性マルチの普及を進め省力化による規模拡大提案を行っています。

一級建築士事務所

施設事業

JAグループの施設を中心に農業施設や一般施設の建築及び改修工事を行っています。また近年では補助事業を利用した農業施設や碾茶加工施設の建設、農産物貯蔵 施設の老朽化に伴う省エネ化改修の提案を進めています。

農住事業

「農と住の調和したまちづくり」をコンセプトに、JAと連携した「施主代行方式」を採用し、安全・安心を重 視するなか、組合員の多様なニーズへ対応しています。特に中山間地域特有の農家住宅の特性を活かしつつ、屋根・床下環境・耐震対策・省エネ設備等、生活プランに合った住環境の提案を行っています。

自動車課

組合員の生活と営農にとって必需品である自動車をJA 総合事業商品(JA共済・オートローンとパッケージ化) として販売拡大に取り組んでおり、特に営農用軽トラック を中心に販売に力を入れています。
府内5拠点の自動車サービスセンターでは、自動車販売はもとより、車検・点検・鈑金など様々なニーズに対応したきめ細かなアフターサービスに努めています。
また、「JAヴィレッジ亀岡」をコンセプトとして、自動車・SS・ガス・店舗事業が部門を超えたネットワークビジネスに取り組むことにより、地域に根差した新たな事業展開を進めています。

石油課

JA-SSは、人に優しいガソリンスタンドを目指し て、生活に欠かせない自動車用燃料(ガソリン・軽油)・ 潤滑油・タイヤ販売並びに洗車サービスを実施して、快適なカーライフの提供に取り組んでいます。
また燃料センターでは、生活・営農用(灯油・軽油・重油)燃料の安定的な供給に努めています。 組合員の営農を支援するため、生産コスト低減対策として「軽油免税制度」のお知らせに力を入れるとともに、 自動車・ガス・店舗事業といった他部門とも連携したネットワークビジネスに取り組むことにより、地域の皆様へより一層のサービス向上に努めます。

ガス課

環境に優しいクリーンエネルギーLPガスを「クミアイプロパン」の愛称で府内約2,3500戸のご家庭にお届 けしています。LPガスをより安全・安心にご利用いた だくため、24時間・365日お客様宅のガス漏れ等を監視 する「あんしんキャッチ24」の普及拡大を進めています。
また電力小売りの全面自由化に伴い「JAでんき」 を販売開始し、太陽光発電・蓄電池・燃料電池など新たなニーズにも対応できる快適なホームエネルギーを展開していきます。2020年秋からはLPWA(低電力広 域無線通信網)の導入を進め、府内100%の設置を目指します