京野菜・果物
京野菜は、京都の風土と水に育まれ、生産者の手によって大切に育てられた、京都を代表する野菜です。京都は古都であったことから、人々の往来につれ、宮廷や寺社への献上品として、全国から珍しい野菜・優れた品質の野菜が集まってきました。これらの野菜に農家の方たちが改良を加え、京都の風土に適した優れた野菜をつくりあげ、京都の文化と共に現代まで受け継がれてきました。
夏
冬
九条ねぎ
九条ねぎの名前は全国に知れ渡っている。香りもよく薬味や鍋物、 みそ汁など1年を通じて、幅広い用途で親しまれている。
主な産地 | 京都府内全域 |
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出荷時期 | 4月~3月 |
最盛期 | 10月~7月 |
京みず菜
葉の柔らかさと軸のシャキッとした食感。鍋物からおひたし、サラダ まで1年を通じて親しまれている。
主な産地 | 京都府内全域 |
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出荷時期 | 4月~3月 |
最盛期 | 10月~7月 |
京壬生菜
独特の香味とほのかな辛味が特徴。口当たりがさっぱりしているの で煮物、鍋物や漬物などに幅広く親しまれている。
主な産地 | 南丹市、綾部市 |
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出荷時期 | 4月~3月 |
最盛期 | 10月~7月 |
小松菜
葉は肉厚ですっきりとした味わい。おひたし、和え物、炒め物など幅 広く親しまれている。
主な産地 | 久御山町、京都市、八幡市 |
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出荷時期 | 4月~3月 |
最盛期 | 10月~7月 |
ほうれん草
寒い時期の根の赤いものが甘味も強く良いとされている。おひたし、 和え物、炒め物と幅広く親しまれている。
主な産地 | 久御山町、南丹市、京都市 |
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出荷時期 | 11月~6月 |
最盛期 | 11月~6月 |
花菜
寒咲菜種の蕾を食用にしたもの。京都の春を感じさせる京野菜で、 和え物、おひたし、天ぷらなどで食すのが代表的。
主な産地 | 長岡京市、井手町、亀岡市 |
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出荷時期 | 11月~4月 |
最盛期 | 1月~3月 |
京たけのこ
たけのこ畑の土作りから管理までが非常に難しい。丹精込めて作ら れて逸品はえぐ味がなく、甘みがあり、歯触りが良いので、吸い物、 木の芽和え、てんぷら、筍ごはんと幅広く親しまれている。
主な産地 | 京都市、長岡京市、向日市 |
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出荷時期 | 1月~5月 |
最盛期 | 3月~4月 |
賀茂なす
「なすの女王」と呼ばれ、夏の京野菜を代表する逸品。田楽、揚げ物、 煮物などで親しまれている。
主な産地 | 亀岡市、綾部市、京丹後市、京都市 |
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出荷時期 | 4月~11月 |
最盛期 | 5月~10月 |
万願寺とうがらし
肉厚でボリューム感たっぷりの大型のとうがらし。肉厚でやわらかく、 辛味がないのが特徴
主な産地 | 城陽市、八幡市、京田辺市、精華町、井手町、宇治市、木津市、山城町、南山城村、宇治田原町 |
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出荷時期 | 3月~12月 |
最盛期 | 5月~7月 |
伏見とうがらし
400年以上前から栽培が 始まっており、煮物、焼き 物、炒め物、天ぷらなど幅 広く親しまれている。
主な産地 | 精華町、京丹波町、南丹市 |
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出荷時期 | 5月~11月 |
最盛期 | 6月~9月 |
メロン
京丹後市で栽培されてい るメロン。すっきりした甘 さの「京丹後メロン」、甘み 溢れる「砂姫メロン」どちら も高品質で人気も高い。
主な産地 | 京丹後市 |
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出荷時期 | 6月~8月 |
最盛期 | 7月~8月 |
小玉すいか
京丹後市で栽培されてい る小玉すいか。皮が薄くほ ど良い甘味で人気の高い 逸品。
主な産地 | 京丹後市 |
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出荷時期 | 6月~8月 |
最盛期 | 7月~8月 |
ナス
千両なすが主な栽培で、果 皮がやわらかくジューシー。 焼きなす、田楽、天ぷらな どでよく食されている。
主な産地 | 長岡京市、京田辺市 |
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出荷時期 | 6月~10月 |
最盛期 | 7月~8月 |
鹿ケ谷かぼちゃ
瓢箪型をしていることで、京野菜の中でも目を引くフォルム。あっさ りした甘さで、肉質は緻密で粘質の為、煮崩れしにくい。煮つけや天 ぷらで食されることが多い。
主な産地 | 亀岡市、綾部市、京丹後市 |
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出荷時期 | 7月~8月 |
最盛期 | 7月~8月 |
京 夏ずきん
丹波黒大豆から生まれた夏限定の逸品。一般的に湯がいて食すこと が多いが、豆ごはん、かき揚げとしても親しまれている。
主な産地 | 亀岡市、綾部市、南丹市、福知山市、京丹波町、京丹後市、舞鶴市 |
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出荷時期 | 7月~8月 |
最盛期 | 7月~8月 |
京山科なす
果皮、果肉ともにやわらかいが、食感はしっかりしている。漬け物用 の加工野菜として主に出荷されている。
主な産地 | 大山崎町、木津川市、京丹後市 |
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出荷時期 | 6月~11月 |
最盛期 | 7月~9月 |
とまと
品種は様々で、大玉、ミディ、プチと主にサラダに よく使われている。
主な産地 | 城陽市、京丹後市 |
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出荷時期 | 5月~12月 |
最盛期 | 6月~7月、10月 |
きゅうり
漬け物、サラダ、酢の物に よく使われている。
主な産地 | 宇治田原町、城陽市、福知山市 |
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出荷時期 | 6月~10月 |
最盛期 | 7月~9月 |
ごぼ丹
ごぼうの中でも短い30~40cmの小ぶりのごぼう。京丹後地区で作ら れた短型ごぼうなので「ごぼ丹」と名付けられた。香りもよく柔らかく、 調理がしやすいと飲食店からも人気が高い。
主な産地 | 京丹後市 |
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出荷時期 | 7月~12月 |
最盛期 | 8月~11月 |
紫ずきん
丹波黒大豆から生まれた、秋の京都を代表する逸品。薄皮が薄紫色 で頭巾のような形がその名の由来。コクのある甘味とモチッとした 食感が特徴。湯がくほかに、豆ごはんやかき揚げとしても食される。
主な産地 | 亀岡市、綾部市、南丹市、福知山市、京丹波町、京丹後市、舞鶴市 |
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出荷時期 | 9月~10月 |
最盛期 | 9月~10月 |
丹波くり
大粒でずっしりと重く艶を 持つ丹波くり、主に栗ごは ん、茹で栗、焼き栗として 食される。
主な産地 | 綾部市、京丹波町、福知山市 |
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出荷時期 | 9月~10月 |
最盛期 | 9月~10月 |
京たんご梨
品種、糖度、外観にこだわっ た逸品。京丹後市で栽培 され京都を代表する果実。
主な産地 | 京丹後市 |
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出荷時期 | 9月~12月 |
最盛期 | 9月~12月 |
やまのいも
肉質は締まり、水分が少なく、粘り気が強い。「つくねいも」と呼ばれ ている丸芋の一種。アクが少なく変色しにくいのが特徴。とろろ汁、 揚げ物などで食される。
主な産地 | 南丹市、福知山市、宮津市 |
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出荷時期 | 10月~11月 |
最盛期 | 10月~11月 |
京かんざし
早取りした金時にんじんを 「京かんざし」と呼ぶ。サ ラダ、炒め物、揚げ物、と幅 広く料理に使われている。
主な産地 | 京丹波町 |
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出荷時期 | 8月~2月 |
最盛期 | 9月~12月 |
堀川ごぼう
独特の形をした大型ごぼう。香りが高く、肉質、繊維がやわらかなところが特徴。
主な産地 | 京丹後市、和束町、舞鶴市、綾部市 |
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出荷時期 | 10月~1月 |
最盛期 | 11月~12月 |
金時にんじん
京料理には欠かせない彩りを添える京野菜。特に京都の金時にんじ んは芯まで紅くやわらかいと、人気も高く好まれる。
主な産地 | 南丹市、京都市 |
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出荷時期 | 10月~2月 |
最盛期 | 11月~2月 |
えびいも
里芋の一種で、しま模様と海老に似た形が特徴で外観的にも人気が 高い。肉質は緻密でねっとりした独特の食感も特徴。煮崩れしにくく、 煮物、あんかけ、素焼き、椀だねなど幅広く親しまれている。
主な産地 | 京田辺市、亀岡市、京丹後市 |
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出荷時期 | 10月~3月 |
最盛期 | 11月~2月 |
聖護院だいこん
直径20cm、重さ4kg以上にもなる大型の大根。辛味がなくほんの りとした甘味があり、とろっとした仕上がりが特徴。おでん、煮炊き物、 漬物など使われている。
主な産地 | 久御山町、亀岡市、京丹後市 |
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出荷時期 | 11月~3月 |
最盛期 | 11月~2月 |
聖護院かぶ
京漬物「千枚漬け」の原材料としても知られている。肉質は緻密で歯 切れの良い食感が特徴。かぶら蒸し、煮物、ふろふき、漬物、サラダ として食されている。
主な産地 | 亀岡市、京丹後市 |
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出荷時期 | 11月~3月 |
最盛期 | 11月~2月 |
京はたけ菜
毎年初午の日には、稲荷大社へ奉納される。椀物、おひたしなどで親 しまれている。味は青臭さが残りますが、癖が少ない。
主な産地 | 京都市、久御山町 |
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出荷時期 | 12月~2月 |
最盛期 | 12月~2月 |
しゅんぎく
冬の鍋物に無くてはならな い逸品。独特の香りと風味 で存在感を感じる葉物野菜。
主な産地 | 京都市、南丹市、久御山町 |
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出荷時期 | 4月~3月 |
最盛期 | 10月~7月 |
京こかぶ
京都の風土に育まれた、真っ白い肌、美しい形状に加え、きめ細かで 緻密な肉質、繊細な甘味を持った、まさに芸術品。京漬物やかぶら蒸 しだけではなく、葉の部分もおひたし、炒め物にもよく使われる。
主な産地 | 京都市 |
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出荷時期 | 5月~12月 |
最盛期 | 5月~7月 10月~12月 |